Windows 2000がOS別でトップ、過半数が常時接続環境


 今回の「PC Watch読者環境調査」のアンケートでは、6,461人の方からのご回答をいただきました。アンケートにご協力いただきまして、ありがとうございました。

【総評】
 Windows 2000のシェアが40%とOS別のトップになった。CPUでは、AthlonがCeleronを抜き18%、CPUクロック周波数は「~800MHz」と大幅にのびている。メモリ容量は「~256MB」が過半数に近く、「~512MB」が28%と急進している。HDD容量は「~20GB」と大きな変動はない。インターネット接続環境ではフレッツISDNを含めた常時接続環境の利用が51%と過半数を超え、常時接続環境が身近なものとなってきた状況が伺える。

【今回の最頻値】
    所有台数 2台、自作のデスクトップPC/AT互換機
  • OS:Windows 2000
  • CPU:Pentium III ~ 800MHz
  • メモリ:~256MB
  • HDD:~20GB
  • ディスプレイ:17インチCRT、解像度~1,280×1,024ドット
  • インターネット接続:フレッツISDN

□アンケート結果バックナンバー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/backno/survey.htm


所有台数・形状・形態

 所有台数・マシンの形状・形態については、従来同様、所有台数2台、自作のPC/AT互換機が最多数。自作の割合は、73%と過去最高。

パソコンを何台持っていますか人数比率
1台995人 15%
2台1,804人 27%
3台1,430人 22%
4台812人 12%
5台459人 7%
6台以上961人 14%


メインで使っているマシンの形状は何ですか人数比率
デスクトップ(据え置き型)5,895人 91%
ノート566人 8%


メインで使っている機種とOS

 メインで使っている機種は、PC/AT互換機が9割を越えた。Macintoshは3%。

OS別のシェア推移

 OSは、Windows 2000が40%となりトップとなった。Windows 98は34%、Windows Meは16%でWindows 9x系を合計すると50%を越えるが、Windows 2000への移行が進んでいる。

 また、Mac OS Xはアンケートに間に合わなかったが、MacintoshではMac OS 9以降が多い。Windows 95やNT、LinuxやFree BSDなどのユーザーがそれぞれ1~2%となっている。その他ではBeOSが4名、ほかWindows XPやWhistlerのβ版やOS/2、DOSなどが若干名となっている。


メインで使っている機種は何ですか人数比率
PC/AT互換機6,061人 93%
Macintosh201人 3%
PC-9897人 1%
PC98-NX89人 1%
その他13人 0%


メインで使っているOSは何ですか人数比率
Windows 20002,611人 40%
Windows 98(SEも含む)2,241人 34%
Windows Me1,057人 16%
Mac OS 9以降162人 2%
Windows 95114人 1%
Windows NT111人 1%
Linux68人 1%
Mac OS 8.6以前37人 0%
FreeBSD30人 0%
Linux、FreeBSD以外のPC UNIX9人 0%
Mac OS X Public Beta2人 0%
その他19人 0%


CPU・メモリ

CPU別のシェア推移

 CPUの種類は、Pentium IIIが43%とダントツのトップ。Celeronが前回調査比-4%の14%とシェアを落とす一方、Athlonは18%となり、CPU別で2位となった。Pentium 4は58人で0%で、普及にはほど遠い。その他では、Pentium II/III Xeonが多い。

 クロック周波数は「~800MHz」が最も多いが、「~500MHz」から「~1GHz」までボリュームゾーンが広くなっている。


CPU人数比率
Pentium III2,842人 43%
Athlon1,184人 18%
Celeron957人 14%
Pentium II337人 5%
Duron287人 4%
K6-2182人 2%
K6-III133人 2%
PowerPC G3131人 2%
MMX Pentium121人 1%
PowerPC G466人 1%
Pentium 458人 0%
Pentium45人 0%
Pentium Pro17人 0%
K616人 0%
Crusoe15人 0%
Cyrix III6人 0%
PowerPC 601/604/603e/604e5人 0%
M II5人 0%
i486以前(Am5x86、Cyrix 5x86も含む)5人 0%
わからない3人 0%
Media GX3人 0%
680X0系1人 0%
その他42人 0%


CPUクロック人数比率
わからない13人 0%
100MHz以下28人 0%
~200MHz159人 2%
~300MHz407人 6%
~400MHz531人 8%
~500MHz910人 14%
~600MHz849人 13%
~700MHz822人 12%
~800MHz1112人 17%
~900MHz535人 8%
~1GHz807人 12%
~1.1GHz92人 1%
~1.2GHz124人 1%
~1.3GHz12人 0%
~1.4GHz22人 0%
~1.5GHz32人 0%
1.5GHz超6人 0%


 メモリ容量は、「~256MB」がトップで前回調査に引き続き45%となった。また、「~512MB」が28%と「~128MB」を大きく上回り、搭載メモリの大容量化の傾向が見て取れる。この搭載メモリの大容量化は、最近続いたメモリ価格の下落が一因と思われる。

 メモリの種類では「PC100対応SDRAM」が50%が過半数でトップだが、「PC133対応SDRAM」も38%と迫っている。また、Pentium 4の発売を受け「RIMM」が微増して1%、初登場のDDR SDRAMを若干上回っている。もっとも、ここ数週間でDDR SDRAM環境に必要なマザーボードやCPUなどもそろってきており、今後の動向が注目される。

メモリ容量人数比率
~64MB以下172人 2%
~128MB1,152人 17%
~256MB2,925人 45%
~512MB1,813人 28%
~768MB266人 4%
~1024MB98人 1%
1024MB超35人 0%


メモリの種類人数比率
SDRAM(~PC100)3,292人 50%
PC133対応SDRAM(PC133)2,473人 38%
EDO201人 3%
わからない125人 1%
RIMM124人 1%
DDR SDRAM116人 1%
ファーストページ68人 1%
VC SDRAM49人 0%
その他13人 0%


HDD容量・所有ドライブ・ディスプレイ

 HDD容量は「~20GB」がトップとなっているが、傾向としては、100GBまで幅広く分散している。また、100GB超という回答も6%あった。

 所有マシンの搭載ドライブは「FDD」、「CD-ROM」、「CD-RW」、「DVD-ROM」が過半数を超えた。「レガシーフリー」と言われて久しいが、まだまだFDDは装備されているようだ。DVD-ROMやCD-RWがともに50%を越えているのも興味深い。CD-R、MOは38%と3人に一人が所有している。

HDD人数比率
6GB以下315人 4%
~10GB492人 7%
~20GB1,363人 21%
~30GB1,087人 16%
~40GB869人 13%
~50GB606人 9%
~60GB580人 8%
~70GB239人 3%
~80GB269人 4%
~90GB137人 2%
~100GB103人 1%
100GB超401人 6%


所有マシンの搭載ドライブ人数比率
FDD4,508人 69%
CD-ROM4,109人 63%
DVD-ROM3,425人 53%
CD-RW3,262人 50%
MO2,480人 38%
CD-R2,456人 38%
CD-RW/DVD-ROMコンボ730人 11%
ZIP554人 8%
DVD-RAM436人 6%
スーパーディスク245人 3%
その他373人 5%


 ディスプレイのサイズ、解像度では、「~1,280×1,024ドット」が初めて「~1,024×768ドット」を上回った。この一因として、今回調査で15%となった19インチCRTの普及が挙げられる。また、液晶でも14インチ以上が6%以上となった。

ディスプレイ人数比率
15インチ以下のCRT466人 7%
~17インチ CRT3,424人 52%
~19インチ CRT1,013人 15%
~21インチ CRT386人 5%
21インチ超のCRT87人 1%
13.3インチ以下のLCD338人 5%
~14インチ LCD159人 2%
~15インチ LCD438人 6%
15インチ超のLCD135人 2%
その他15人 0%


解像度人数比率
800×600ドット以下270人 4%
~1,024×768ドット2590人 40%
~1,280×1,024ドット2701人 41%
~1,600×1,200ドット709人 10%
1,600×1,200ドット超120人 1%
その他71人 1%


インターネット接続環境

 フレッツISDNを含めた常時接続の割合が51%と過半数を超えた。昨年の「IP接続サービス」の試験提供開始から1年足らずで、CATVやADSLを含めた常時接続が過半数を超えたことになる。

 接続環境別では、フレッツISDNが25%となり、ISDNユーザーの半数以上となっている。また、CATVの伸びも順調で18%となった。xDSLはフレッツADSLとあわせて約6%と急進している。アナログモデムも21%と根強い。

接続環境人数比率
フレッツISDN(ISDN64Kbps)1,661人 25%
56kbpsモデム1,361人 21%
ISDN 64kbps1,257人 19%
CATV1,191人 18%
xDSL(フレッツADSL除く)288人 4%
ISDN 128kbps(2B)202人 3%
フレッツADSL166人 2%
33.6kbps以下のモデム147人 2%
OCNエコノミーなどの128kbps常時接続62人 0%
PIAFS59人 0%
デジタル専用線128kbps以上19人 0%
FTTH4人 0%
その他44人 0%

xDSLなどのインターネット常時接続環境の利用人数比率
使用している3,311人 51%
使用していない3,150人 48%
※フレッツISDN含む


回答者内訳

性別人数比率
男性6,415人 99%
女性46人 0%


年齢人数比率
~15歳16人 0%
16歳~20歳334人 5%
21歳~25歳1,120人 17%
26歳~30歳1,807人 27%
31歳~35歳1,526人 23%
36歳~40歳968人 14%
41歳~45歳374人 5%
46歳~50歳171人 2%
51歳~145人 2%


プレゼント人数比率
ASUSストラップ3,565人 55%
iWillボールペン2,816人 43%


□関連記事
アンケート結果バックナンバー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/backno/survey.htm

(2001年3月27日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.