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NEW PRODUCTS TESTREPORT

日本HP
hp omnibook500
拡張ベースがセットになった薄型B5ファイルサイズノート
TEXT:中嶋敦司 Atsushi Nakajima



主要なキーの大きさにばらつきも少なく、使いやすいキーボード。ポインティングデバイスの操作性も良好だ
 hp omnibook500は、日本HPが販売するB5ファイルサイズノートPCだ。その最大の特徴は、分離可能な拡張ベースを標準装備することによって、オールインワンノートPCとサブノートPCの両方の機能を実現した点にある。

 今回試用したのはWindows 2000搭載モデルの“F2165K#ABJ”で、このほかにWindows 98SEを搭載モデルが存在した。2モデルともハードウェアスペックは共通で、CPUに低電圧版モバイルPentium III 600MHzを採用、メインメモリ128MB、HDD容量は10GB、ビデオチップはATI RAGE Mobility-M1が搭載されており、Windows 2000も快適に使用することが可能だ。



拡張ベースに本体を装着すると、本体側のUSBポートやディスプレイ端子は隠れるようになっている
 外装にマグネシウム合金を使った本体は、幅280mm、奥行き220mmという大きさで、ジャストB5サイズよりも一回り大きな分、広いパームレストと、サブノートとしては大型の12.1型TFT液晶が搭載されており、良好な使い勝手と高い視認性を実現している。また、厚さ25mm、重量は約1.6kgと、サブノートとしてはやや重厚に感じられるが、その半面、外装のたわみも少ない堅牢な作りで、少々ラフな使い方をしても十分対応できる。キーボードは、キーピッチ、ストロークともに余裕があり、タッチタイプも十分に行なえるものだが、キーを強く押し込むと底面がやや沈み込むため、好みの分かれるところだ。インターフェースは、二つのUSBポートと1基のTypeII対応PCカードスロットを搭載するほか、10BASE-T/100BASE-TXに対応したLANポートとモデムポートを装備しており、オフィス、家庭、出先と、さまざまな使用環境に対応できる。



拡張ベース前面には液晶ディスプレイが備えられ、時刻や音楽CDの状態などが表示される
 バッテリ駆動時間もカタログスペックで約3時間、試用機で約2MBのMPEGファイルを連続再生させた場合でも2時間程度と、低電圧版モバイルPentium IIIの搭載機種としては標準的なもので、外出先での利用にも大きな問題はないだろう。

 本機の目玉とも言える拡張ベースは、前面に二つの拡張ベイを持ち、ここに標準で3.5インチFDDと24倍速CD-ROMドライブが装着されている。このため、ソフトのインストールやシステムのリカバリー用に別途ドライブを購入する必要がないだけでなく、本体部のバッテリのみでこれらのドライブも動作するため、装着時にはオールインワンノートと同等のスペックを持つことになる。



本体背面(上)には二つのUSBポートとモデム、LAN端子など、本体左側面(下)には、サウンドまわりの端子とボリュームが配置されている
 また、拡張ベイ用のDVD-ROMドライブや拡張バッテリもオプションとして用意されているので、ユーザーの必要な機器を好みで選択できる点も魅力だ。背面部には、シリアル、パラレル、PS/2などのレガシーインターフェースやS-VIDEO OUTなどを備えるほか、本体部と排他使用ながら、USB、ディスプレイ、LANの各端子も備えている。こうした仕様となっているのは、ベースを据え置きで使用する際に、ケーブルを抜き差しする必要をなくすためだ。さらに、AC電源が供給されている際には、本体の装着と同時に電源が自動で投入されるほか、取り外しがボタン一つで可能な電動式になっているなど、ベースと本体の連係がストレスなく実現できるように配慮されている点にも好感が持てる。1台のPCですべての作業をこなしたい場合には、現実的な選択肢となる製品だ。


  • 製品名:hp omnibook500(モデルF2165K#ABJ)
  • 標準価格:249,000円
  • メーカー:日本HP
  • URL:http://www.hp.com/jp/

  • 本体部
  • CPU:低電圧版モバイルPentium III 600MHz
  • チップセット:440BX
  • メモリ(最大):128MB(512MB)
  • HDD:10GB
  • ビデオチップ:ATI RAGE Mobility-M1
  • ビデオメモリ:8MB SDRAM
  • ディスプレイ:12.1型TFT液晶
  • 最大解像度:1,024×768ドット/1,670万色
  • サウンドチップ:ESS Maestro1
  • モデム:56kbps(V.90対応)
  • キーボード:85キー
  • 拡張スロット(空き):PCMCIA TypeII×1(CardBus対応、空き×1)
  • インターフェース:USB×2、ディスプレイ(Dsub 15ピン)×1、ヘッドホン×1、マイク×1、モデム(RJ-11)×1、10BASE-T/100BASE-TX(RJ-45)×1
  • 電源:リチウムイオンバッテリおよびAC電源
  • バッテリ駆動時間:約3時間
  • 本体サイズ(W×D×H):280×220×25mm
  • 重量:約1.6kg
  • OS:Windows 2000 Professional
  • 付属ソフト:McAfee VirusScanなど

  • 拡張ベース部
  • CD-ROMドライブ:最大24倍速
  • FDD:2モード
  • インターフェース:USB×2、キーボード(PS/2)×1、マウス(PS/2)×1、シリアル(Dsub 9ピン)×1、パラレル(Dsub 2
  • 5ピン)×1、ディスプレイ(Dsub 15ピン)×1、S-VIDEO OUT×1、10BASE-T/100BASE-TX(RJ-45)×1、LINE IN×1、ヘッドホン×1、マイク×1
  • サイズ(W×D×H):約298×258×34mm
  • 重量:約1.2kg

    ■写真撮影
    若林直樹(STUDIO海童)

    □日本HPのホームページ
    http://www.hp.com/jp/
    □製品情報
    http://ext8.jpn.hp.com/grp1/omnibook/product/500_model_price.html
    □関連記事
    【1月11日】HP、マグネシウム合金製B5ファイルサイズノート
    http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010111/hp.htm


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