COMDEX/Fall 2000会場レポート

巨大なブースのMicrosoft、AIBOはCOMDEXでも人気

会期:11月13日~11月17日(現地時間)
会場:Las Vegas Convention Center
   Sands Expo and Convention Center


 20世紀最後のIT系大型イベント「COMDEX/Fall 2000」が13日(現地時間)開幕した。13日の天気も快晴で、昨日よりも気温が高い。会場のレイアウトは基本的にはCOMDEX Fall/99開催時と同じようで、各メーカーはだいたい昨年と同じ場所か、その近くのブースで見つける事ができる。会場は人でごったがえし、なかなか先に進めないほどだ。

●今回も巨大なブースのMicrosoft

 Las Vegas Convention Centerのサウスホールに入ると、そこには巨大なMicrosoftブースが広がっており、13日にβ版の配布が開始されたばかりの「Visual Studio .NET」など同社のソフトウェア製品群のデモが行なわれていた。そのほかにも、パートナー企業の出展もあり、「PcoketPC」が一同に集められたコーナーなども用意されている。また、PocketPCやFrontPageなどの使い方を学べる体験スクールも行なわれている。

Microsoftブースの中では、Windowsをはじめとしてさまざまなアプリケーションのデモが行なわれている ステージでは、Windows 2000 Professionalのプレゼンテーションが行なわれていた 13日にパブリックβが公開されたばかりのVisual Studio .NETのプレゼンテーションも行なわれている

各社のPocketPCを一堂に集め自由にさわることができるコーナー PocketPC(左)とFrontPageとOfficeを使ったホームページ作成(右)スクール。取材時にはスクールは開催されていないかった。PocketPCはCompaq製

●ソニー、メモリースティックコンセプトモデルの動作サンプルを展示

 Microsoftのすぐ裏には白い布で囲まれたソニーブースがある。ブースの外側に人だかりを発見したので近寄ってみると、2nd Generation AIBOが展示されていた。AIBOの人気はここ米国でも不動のものとなっているようだ。

 また、同ブースではメモリースティック関連製品のコンセプトモデルの動作サンプルも展示されている。なお、こちらについては、詳細をおってレポートする。
人だかりの中では2nd Generation AIBOのデモが行なわれていた

●盛り上がりに欠けるPentium 4 Processor Softwareパビリオン

 Pentium 4 Processor Softwareパビリオンでは、Pentium 4対応アプリケーションやゲームなどのデモを見ることができる。スペース自体は広いものの、1つ1つのブースは小さく、説明員のいないブースも多い。せっかくPentium 4を見にきてもこんな状態ではがっかりしてしまう。

パビリオン内は人がまばらで、NVIDIAのブースに行っても誰もいなかった

●大きなブースを構えたhandspring

 大きなブースを構え、来場者の注目度も高いのが、handspringブースだ。プレゼンテーションコーナーの前には人だかりができて、真剣な顔で説明を聞いている。プレゼンテーションでは、10月に日本でも発表になったカラー液晶搭載の「Visor Prism」とモノクロ液晶の「Visor Platinum」が使用されていたほか、専用拡張スロット用の各種Springboardモジュールの展示も行なわれている。


●メルコもCOMDEXに出展

 メルコの米国法人BUFFARO Technologyも出展、日本でもおなじみのBUFFAROロゴをCOMDEX会場でも見ることができる。出展内容は、DDR SDRAM、RDRAM、無線LANといった日本のイベントでも展示されていた製品が中心で、残念ながら目新しい製品は見られない。

□COMDEX/Fall 2000のホームページ(英文)
http://www.key3media.com/comdex/fall2000/

(2000年11月14日)

[Reported by taira@impress.co.jp]


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