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NEW PRODUCTS TESTREPORT |
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プロジーグループ nero5 BURNING ROM デュアルライティング機能も備えた
TEXT:正木堅児 Kenji Masaki |
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CD-Rの書き込み設定画面 |
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書き込み中の画面に表示されるドライブの状態 |
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VCD Encorder。ウィザードに従って必要なデータやフォーマットを指定するだけでVideo CDが作成できる |
今回は、Windows 2000をインストールした自作機にPROMISE TECHNOLOGYのUltra ATA /66カード、Ultra66とTekramのSCSIカード、DC-315を装着し、前者にはプレクスターのPX-W1210TA/BSを、後者にはアイ・オー・データ機器のCDRW-SB124BGを接続した環境で、同時書き込みのテストを行なってみた。その結果は良好で、まったく問題なく両ドライブへ書き込むことができた。複数ドライブへの書き込み中は、それぞれのドライブのバッファ使用率などが表示され、ドライブごとの動きの違いや、システムの安定性が確認できる点はなかなか興味深い。プレゼンなどで配布するCDを大量に作成する際などには、非常に有用な機能ではないだろうか。
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書き込むデータはエクスプローラ風のメニューから選択するほか、ドラッグ&ドロップで指定することも可能だ |
音楽データの取り扱いがスマートになった点も見逃せない。バンドルされるMediaRecorderは音楽CDやWAV、TwinVQ、MP3などのファイルを扱うことのできるプレイヤーなのだが、異なるフォーマットで構成されたプレイリストをもとに直接音楽CDを作成することなどもできる。
このほか、人気の高いバッファアンダーランエラー防止機能にも対応し、三洋電機のBurn-Proofばかりでなくリコーから先日発表されたJust Linkにも対応しており、Just Link対応ドライブからバッファアンダーランの発生回数を読み取ることも可能だ。もちろん、両機能ともにデュアルライティング時にも使用されるので、安心感も大きい。
従来から定評のある強力なCDバックアップ機能も継承しているほか、通常のファイルの書き込みなども無難にこなすので、日常的な使用でも不満はないだろう。中・上級者のみならず、1本のソフトであれこれ楽しんでみたい、という初心者にもお勧めできるライティングソフトだ。
■写真撮影
若林直樹(STUDIO海童)
□プロジーグループのホームページ
http://www.pro-g.com/
□製品情報
http://www.nero2000.com/