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NEW PRODUCTS TESTREPORT


ダイアモンド・マルチメディア・システムズ
Rio 600

斬新なデザインで登場した
定番MP3プレイヤーの最新版

TEXT:藤本 健 Ken Fujimoto



斬新なデザインを採用し、思い切ったイメージチェンジを図ったRio 600。そのサイズは従来機とほぼ同じで、PCカードよりもやや大きめといったところ
 ダイアモンド・マルチメディアからRio PMP300、Rio 500に続く製品としてRio 600が発売された。今回のRio 600は角張っていた従来製品と異なり、やや丸みを帯びた斬新なデザイン。ラバー素材に近い感触の黒い部分とブルーメタリックのツートンカラーで見た目にも優れており、握り心地もよい。またブルーメタリックの部分はオプションのフェイスプレートを手に入れることで、黒、ピンク、シルバーなどの色に変更することも可能だ。サイズ的にはRio 500とほぼ同寸であるため、競合機種と比べて小さいとは言えないのだが、ワイシャツの胸ポケットにも余裕で入る大きさだ。重量は、バッテリ込みで約108gとなっている。

 バッテリに関してはRio 500と同じく単3形乾電池を用いており、アルカリ乾電池での連続使用時間は10時間以上にも達する。ちなみに、この電池の入れ方が多少変わっていて、一度裏ぶたを外した後、さらにその中あるバッテリケースの中に入れる。また、ここには専用の拡張メモリを挿せるようにもなっており、内蔵の32MBに加え32~340MBのメモリを追加でき、最大372MBまで拡張可能だ。ただ、標準の内蔵メモリだけを比較すればRio 500が64MBであったのに対して32MBなのでスペックダウンと言わざるを得ない。


液晶ディスプレイの表示はボリュームや曲名が一目で分かるシンプルなもの。ブルーのバックライトも搭載しているので暗闇でも操作できる
 さて、Rio 500とRio 600を比較した際、機能面における最大の違いは、再生可能なフォーマットだ。Rio 600ではMP3に加え、Windows Media Audio(WMA)も利用できるようになっている。内部のDSPとしてCirrus LogicのMavericプロセッサを採用することにより、WMAとMP3両方のフォーマットに対応可能となった。また、著作権保護方式にSDMI準拠のInterTrustテクノロジが採用されている。とはいえ、一般のMP3のデータも従来どおり扱えるので心配はいらない。

 また、ファームウェアは書き換え可能となっているので、現在のMP3やWMAに加えAAC(Advanced Audio Cording)などがサポートされる可能性も明らかにされている。この辺はまだ定かではないが、この三つが利用できるようになれば、レコード会社からの音楽データ配信の利用など、さらに応用範囲は広がりそうだ。


本機とPCを接続するUSBケーブル(左)と付属のヘッドホン(右)
 PCとの接続はUSBを用いるが、ちょっとおもしろいのがRio 600の接続端子だ。実は、これがヘッドホン端子と兼用になっているのである。つまり、ヘッドホンと排他でUSBケーブルを接続してPCとデータのやり取りを行なう。この転送時間を計測してみるとRio 500よりもやや遅かったのだが、5MBのデータの転送に約15秒という結果だった。また、この端子にはオプションとして用意されているFMチューナー内蔵リモコンを接続できるなど、拡張性も高い。

 もう一つ気になるのは操作性で、Rio 500の場合、ジョグダイヤルが付いていて、このユーザーインターフェースが人気を呼んでいたのだが、Rio 600にこのジョグダイヤルはない。その代わりにフロントに用意されたパッドコントローラが利用できるようになっており、分かりやすさという面では以前より向上している。ただ、これはデザイン同様好みの分かれるところだと思う。また液晶はちょっと小さめだが、曲名などはしっかり読める。できれば標準で、ヘッドホン用リモコンを用意しておいてもらいたかったが、これは価格との兼ね合いのため、仕方ないところかもしれない。


本機に付属するRio Audio Manager。音楽CDのリッピングからRioへのデータ転送までこのソフトだけで行なうことが可能となっている
 肝心のサウンドのほうはなかなかのもので、Rio 500よりもメリハリの付いた感じの音作りだ。内蔵アンプの出力自体も上がっており、最大ボリュームの音量はかなり大きく、Rio 500のもの足りなさは払拭していると言えよう。

 なおスペックは明かにされていないが、すでにRio 800という上位機種の登場も発表されている。


  • 製品名:Rio 600
  • 標準価格:オープン(実売予想価格19,800円前後)
  • メーカー:株式会社ダイアモンド・マルチメディア・システムズ
  • 問い合わせ先:03-5695-8401
  • URL:http://www.diamondmm.co.jp/
  • 再生フォーマット:MP3、WMA
  • メモリ:32MB内蔵、専用メモリ
  • 電源:単3形アルカリ乾電池×1
  • PCインターフェース:USB
  • 本体サイズ(W×D×H):60×90×24mm
  • 重量:108g

    ■写真撮影
    若林直樹(STUDIO海童)

    □ダイアモンド・マルチメディア・システムズのホームページ
    http://www.diamondmm.co.jp/
    □製品情報
    http://www.diamondmm.co.jp/products/rio/rio600.html
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    ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp