開催期間：7月20～23日

会場：東京ビッグサイト 西ホール

　「もっと楽しい、もっと得する、インターネット生活」をテーマにした、ファミリー層向けのイベント「ぱそまる2000」が7月20日より、東京ビックサイトで開幕した。入場料は、併設のデジタルミュージックフェアとあわせて、一般1,000円（高校生500円、中学生以下と65歳以上は無料）。

■ぱそまる2000

　ぱそまるは、「情報機器を活用した新しいライフスタイルの提案」を目指したイベント。そのため、PC関係のハードウェアなどの展示はほとんど行なわれていなかったが、子供向けの体験コーナーや、オンライントレードなどの体験ブースなどに人気が集まっていた。

インテルブース

　ハードウェア関係で目を引いたのは、インテルのe-Homeをコンセプトにした展示。ステージでは、子供向けのクイズなどで盛り上がっていたが、その脇でひっそりと、e-Homeのコンセプトモデルを展示していた。ただし、全機種モックアップで、筐体も特に新しいものは見あたらなかった。
　また、USBマイクロスコープ「QX3」の体験コーナーは、子供たちの人気を集めていた。

　CD-R/CD-RWの普及を目的とした業界団体、オレンジフォーラムのブースでは、TDKのCD-RWドライブが当たる抽選会に長蛇の列。しかし、CD-RW体験コーナーには人影がまばら。

　ジャストシステムのブースは祭りの露店を模したもので、タイピングソフトを利用した射的ゲームなどファミリー向けに楽しめるイベントを用意し人気を集めていた。

オレンジフォーラムのブース	ジャストシステムのブース

　また、今年の特徴として、銀行、証券会社などが集まる「マネーストリート」が充実。ソフトバンクファイナンス、さくら銀行、イー・ウィング証券などが出展し、家族連れの注目度も高い。オンライントレードの体験講座などには順番待ちの列ができていた。

マネーストリート	「Women's Digital Life Square」	なぜか吉本女子プロレス Jd'の興業が……

■デジタルミュージックフェア

　デジタルミュージックフェアでは、特に目新しいものはなかったが、ヤマハのブースでは、ワークステーション4416を使ったレコーディング講座や、DTM入門パッケージ「HELLO MUSIC!」を使ったDTM入門講座などが催されていた。また、ローランドなどでも体験講座を開催していた。

　さらに、アナログシンセの名機の展示やデモができる「シンセサイザーミュージアム」も併設。Moog IIIcやSystem 700などアナログシンセの名機が展示され、係員に申し出ると試奏できるとあって、かなりの人気を集めていた。

シンセサイザー・ミュージアム	MOOG IIIc	Jupiter 8

　また、音楽電子事業協会（AMEI）による、IEEE-1394を用いたMIDI接続デモも行なわれていた。

AMEIのブース	MIDI IEEE-1394ゲートウェイはヤマハ製	ヤマハのmLANのブース

□ぱそまる2000のホームページ
http://www.pasomaru.com/
□デジタルミュージックフェアのホームページ
http://www.amei.or.jp/dmf/

(2000年7月21日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]