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鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」
第123回:6月5日~6月9日


■■キーワードが含まれる記事名
●キーワード


6月5日

■■シャープ、ビデオ入力端子搭載の15インチTFT液晶ディスプレイ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000605/sharp.htm

OSD(On Screen Display / Open Software Description)
オーエスディー


6月6日

■■コダック 310万画素デジタルカメラ「DC4800 Zoom」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000606/kodak.htm

ピクチャーCD([Kodak] Picture CD)

 Eastman KodakとIntelが'98年に共同開発を表明し、'99年に米国で、2000年7月から国内で開始される、写真フィルムの画像データをCDに書き込むサービス。

 フィルムの同時プリントと一緒に、デジタル化した画像データをJPEGファイルとして収録するサービスで、コダック系ラボやDP店で未現像フィルムの同時プリントと一緒にオーダー(同時プリント料金+700円)。画像データは、Kodakが開発したCD-PROM(Compact Disc-Programmable Read Only Memory)と呼ばれるディスクに、1,536×1,024ピクセルのJPEGファイルとして記録される。

 CD-PROMは、Kodakが開発したCD-ROMとCD-Rを合体したマルチセッションのハイブリッドディスクで、ピクチャーCDでは、ROMエリアに予めビュワーなどのソフトウェア(Windows、Macintosh用)をプレス。Rエリアに画像データが記録され、1枚で画像の閲覧や編集などが行なえるようになっている。

 同様のサービスには、同社が'90年からサービスをはじめたフォトCD(Photo CD)がある。フォトCDは、現像済みのネガやリバーサル、120(ブローニーサイズ)や4×5(4インチ×5インチ)サイズのフィルムにも対応。Photo CD(PCD)形式と呼ばれる、マルチレゾリューション形式のファイルに、低解像度から高解像度までの画像データを格納しており、どちらかというとプロフェッショナル向けのサービスである。

 一方、ピクチャーCDは、汎用的なJPEGの採用やソフトウェアの同梱。フィルム1本が700円でCD化できるなど、手軽なホームユース向けのサービスとなっている。

□ピクチャーCD(コダック)
http://www.kodak.co.jp/picturecd/
【参考】
□フォトCD
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980715/key38.htm#Photo_CD


■■ジャストシステム、スキン機能に対応したMP3 BeatJam X-TREME
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000606/just.htm

●グラフィックイコライザー(graphic equalizer [GEQ])

 オーディオ信号の音質を調整するための機器。あるいは、同等の機能を提供するソフトウェアの機能。

 帯域をいくつかに分割し、各帯域ごとに独立したレベル調整が行なえるようにした、トーンコントロールの多機能版。スライドバーのつまみが、グラフのように並んでいることからこの名が付けられた。

 ちなみに、トーンコントロールタイプで、調整する中心周波数を変更できるものをパラメトリックイコライザ(parametric equalizer)といい、そのグラフィックイコライザ版をパラグラフィックイコライザ(paragraphic equalizer)という。


6月7日

■■元麻布春男の週刊PCホットライン
  Rage 128 Pro搭載のALL-IN-WONDER 128 Proをテスト
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000607/hot96.htm

dbxノイズリダクション(dbx noise reduction [dbxNR])

 dbxが開発したノイズリダクションシステム。

 ノイズを低減させるための装置や機構をノイズリダクションという。dbxが開発した製品は、かつてはレコーディングスタジオなどで、現在は民生用の機器や通信システムなどでに広く採用されているノイズリダクションシステムの1つである。

 古くからレコーディングに使われていたType Iシステムは、入力信号を1/2に圧縮、出力時に2倍に伸長する仕組みで、中間のアナログテープや伝送系で生ずるノイズを1/2に低減する。このType Iに加え、現在は広帯域に渡るレスポンスを改善したType IIが広く用いられている。

 同様のものには、Dolby Laboratoriesが開発したシステムがあり、Dolby B-typeノイズリダクションは、カセットデッキの標準システムとして広く知られている。

□dbx
http://www.dbxpro.com/
【参考】
□ノイズリダクション
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000203/key106.htm#NR

[Text by 鈴木直美]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp