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アスキー、Diabloも制作可能? ネットワークRPG制作ソフトを発売

7月7日発売予定

価格:9,800円

 株式会社アスキーは、インターネットを介して最大8人まで参加できるネットワークRPGを制作できるツール「ネットワークRPGメーカー2000」を7月7日から9,800円で発売する。対応OSはWindows 95/98/2000。初回限定版にはキャラクタやビットマップデータ、MIDI、WAVEなどの素材集データ(CD-ROM1枚)が付属する。

 「ネットワークRPGメーカー2000」は、「Diablo」などのクォータービュータイプのRPGや「EverQuest」タイプの3Dのネットワークゲームを比較的簡単に制作することができるツール。キャラクタエディタ、マップエディタ、イベントエディタなどが収録されており、プレーヤーキャラの作成、魔法などの特殊攻撃の設定を行なうことができる。イベントに関しては、1人のキャラクタが行なった行動が他のキャラにどう影響するかといった設定も可能。たとえば、あるキャラクタが扉を開けた時、そのキャラクタだけが扉の中に入れるのか、もしくは他のキャラクタも入ることができるのかではストーリーに大きな影響が出てくる場合がある。

 ゲーム制作者は自分のサーバーにゲームをアップロードする事ができるほか、アスキーが用意したサーバーにアップロードすることもできる。ユーザーのプログラム容量がアスキー側のサーバーに割り当てられた容量を超えた場合、差分を個人ユーザーのFTPサーバーなどに割り当てられる。同様にPatchをあてることも可能で、それらの情報もアスキー側のサーバーに登録可能。
 無償のランタイムエンジンを入手すれば、「ネットワークRPGメーカー2000」本体がなくても遊ぶことができる。一般ユーザーは遊びたいゲームを選択しアスキーのマッチングサーバーに接続。チャットルームなどを通じゲームの参加者を募る(これらは個人サーバーでも行なうことは可能)。参加者が確定しゲーム開始が選択された段階でプログラムデータのダウンロードが開始され、ダウンロードが完了次第ゲームがスタートする。それ以降はサーバーは切り離されピアツーピアで通信は行なわれる。

 アスキーのサーバーではアクセスランキングなどを行ない、アクセス数の少ないゲームに関してはある一定期間が過ぎると削除されるが、アクセス数の多いゲームに関しては賞金を出す「月刊MVP」というイベントを行なう予定だ。

スクリーンショット
ゲーム制作画面。画面写真のように「Diablo」っぽい画面を再現することも可能なほか「EverQuest」のような3D画面も作り上げることができる 完成したゲーム画面。ホノボノとした牧歌的な雰囲気が漂っている。初回特典として素材集CD-ROMが1枚収録される ネットワーク上にアップロードされているゲーム一覧。ユーザーはこちらからゲームデータをダウンロードすることになる


□アスキーのホームページ
(6月5日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.ascii.co.jp/

(2000年6月5日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp