インテル株式会社は、「Memory Translator Hub（MTH）」の欠陥問題の対象となっていた自社のマザーボード「CC820」について、「VC820」への交換を6月中旬から開始することを明らかにした。エンドユーザーが購入した「CC820」を、「VC820」に交換するとともに128MBのRIMMを無償で供与する。また、交換を希望しないユーザーについては返金を行なう。

　基本的には購入した店舗を経由してのサポートとなり、店頭での告知を待ってほしいとしているが、並行輸入品についてもサポートする意向。詳細については詰めている段階だが、ユーザーからの問い合わせにも、すでに対応しはじめているという。

　MTHは、Intel 820チップセットでSDRAMの使用を可能にするためのチップで、5月10日に高負荷状況下での問題が発覚し、出荷製造を中止し、マザーボードを交換する方針が明らかにされていた。すでにASUSの代理店など交換の方針を明らかにしている。

□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□MTHの再起動に関する問題の告知
http://support.intel.com/support/mth/jpn/ami.htm
□Webでの問い合わせページ
http://support.intel.co.jp/jp/support/contact.htm
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(2000年5月29日)

[Reported by date@impress.co.jp]