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タカラ、コナミと戦略的資本提携
~キャラクター、コンテンツの相互利用へ~

左:佐藤慶太タカラ社長
右:上月景正コナミ社長

4月27日 発表



 株式会社タカラは、コナミ株式会社との戦略的資本提携を発表した。具体的な資本提携の内容は、タカラが7月31日に843万株、16億8,600万円分の第三者割り当て増資を実施し、コナミが全て引き受ける。これにより、コナミはタカラの筆頭株主(持ち株比率 22.8%)となる。

 タカラの佐藤慶太社長は、「この提携により、現在、両社がそれぞれの事業領域の中で利用するにとどまっているキャラクターおよびコンテンツを相互に利用し、製品開発や、販売、流通の共有化を行なうことによるシナジー効果を期待している」と語った。

 具体的には、コナミが保有するゲームのキャラクター、コンテンツを、タカラの玩具や雑貨として製品化する。また、コナミはタカラが保有するコンテンツ、キャラクターを利用するといったもの。ただし、具体的にどのような製品、サービスを提供していくかといったことはまだ決まっていない。
 また、タカラの玩具や雑貨の開発、製造ノウハウと、コナミのソフトウェア開発ノウハウの共有や、両社共同で有力コンテンツの獲得に参加するといったことも検討していくという。

 佐藤社長は、提携の効果について、「玩具の開発スパンからすると約6ヵ月後から現れるだろう」と述べ、コナミの上月景正社長は「ソフトでは1年程度の準備期間が必要だが、流通についてはコナミの持っていない玩具のルートが使用可能になる」と述べ、「流通においては、かなり早期に効果があると考えている」と語った。

□タカラのホームページ
http://www.takaratoys.co.jp/
□ニュースリリース(PDFファイル)
http://www.takaratoys.co.jp/LIST/000427.pdf
□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp
□ニュースリリース
http://www.konami.co.jp/press/2000/04/057/r.12.04.27-1.html

(2000年4月27日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp