'99年10月発売の「F610」の印刷エンジンを改良して、印刷スピードをアップ。ハイスピードモードA4印刷時で、モノクロ10枚／分、カラー7枚／分（F610ではそれぞれ、9枚／分、6枚／分）となった。また、外形寸法も455×312×173mm（幅×奥行き×高さ）と、F610の475×280×200mm（幅×奥行き×高さ）から体積比で約20％小型化したほか、重量も5.9kgから4.1kgに軽量化された。

　それ以外の最高1,440×720dpiの解像度、デュアルカートリッジによる6色濃淡インク印刷、各色独立インクタンクなどの基本機能・性能はF610を継承している。インターフェイスはパラレルとUSBで、PC98-NX、PC/AT互換機、USB搭載のMacintoshに対応。Windows 95/98/NT 4.0、Mac OS 8.1以降対応のドライバが同梱されており、Windows 2000用ドライバについては、インターネットまたは、NIFTY SERVEから無償でダウンロードすることができる。

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●ツートンカラー、USB標準搭載の「F210」

　'99年3月発売の従来機種「F200」の本体色を、ツートンカラー（アートグレーとフレッシュグレー）に変更。また、今までは変換ケーブルでの対応だったUSBのコネクタを本体に装備し、パラレルとUSBの両方に標準対応となった。これによりPC98-NX、PC/AT互換機、USB搭載のMacintoshに対応し、Windows 95/98/NT 4.0、Mac OS 8.1以降対応のドライバが同梱されるほか、Windows 2000にも、ドライバの無償ダウンロードで対応する。

　最高解像度720×360dpi、A4印刷速度モノクロ9枚／分、カラー4枚／分といったプリンタとしての基本仕様は「F200」と同等となっている。

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●「F850 ミレニアム メモリアルバージョン」

　インクジェットプリンタ「F850」の2000年記念、15,000台限定モデル。イメージキャラクタ「L'Arc～en～Ciel」の写真を外箱にあしらったほか、L'Arc～en～Cielのエンブレムや、通常1セットのインクタンクを、2セット同梱。また、デジタルカメラデータベースソフト「デジカメNinja」も添付した。

　価格はオープンプライスだが、F850（実売4万円程度、3月1日時点）とインクパック（6,000円）を購入するよりは、安くなる見込み。

□「BJ F850」製品情報
http://www.canon-sales.co.jp/Product/BJ/f850.html

□キヤノン販売のホームページ
http://www.canon-sales.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canon-sales.co.jp/pressrelease/2000-03/pr_bjf.html

(2000年3月27日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]