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米Quantum、プラッタ当たり15GBの低騒音HDD

3月13日 発売

サンプル価格:30GB 33,700円


 米Quantumは、低価格パソコン向けで、プラッタ当たり15GBの容量を持つ3.5インチ低騒音HDD「Fireball lct15シリーズ」を発表、4月頃から量産出荷を開始する。インターフェイスはUltraATA/66、バッファは512KB。容量は7.5GB、15GB、20.4GB、30GBが用意される。国内でのサンプル価格は30GBの製品で33,700円。

 Fireball lct15は、4,400回転/分と回転数を抑えることにより低騒音化されたのが特徴。低騒音なだけでなく耳障りな周波数の音を減らし、耳に心地よい音質にしたという。内部データ転送速度は31MB/秒。騒音は動作時で31dB、アイドル状態で28dB以下としている。また、発熱量、消費電力も大幅に低減されているという。Fireball lct10シリーズ同様、Shock Protection System(SPS II)、Data Protection System(DPS)を搭載する。

ロジャー・キャッツ副社長

 米Quantumのハードディスクドライブグループ デスクトップストレージ部門マーケティング副社長のロジャー・キャッツ氏は、発表会で「われわれが、エンドユーザーを対象に調査を行なったところ、多くのユーザーが頻繁に使用するアプリケーションは、E-Mailソフト、WWWブラウザ、ワープロなどだった。これらのアプリケーションの実行速度はHDDのパフォーマンスにはほとんど影響されない。そこで回転数を落としたが、発熱量を抑え、低騒音性を実現するなど市場に最適化した製品を開発した」と語った。また、低価格PCの多くがケース内にファンを設置しない設計を採用している事からも、HDDの低騒音化が必要になっていると述べた。同社は今後ローエンド向け製品であるFireball lctシリーズはすべて4,400回転/分の製品に切り替えていくという。

□Quantumのホームページ(英文)
(3月13日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.quantum.com/
□日本クアンタム ペリフェラルズのホームページ
(3月13日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.quantum.co.jp/

(2000年3月13日)

[Reported by taira@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp