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ビル・ゲイツ邸にも採用された、マイクロソフトのホームシステム

 先週、米国のシアトルで開催された米Microsoftのゲーム関連イベント「Gamestock 2000」。ゲーム、コントローラに関しては先週お伝えしたとおりだが、これ以外にもいくつかセッションが行なわれた。その中でも面白かったのは、ビル・ゲイツ会長宅にも設置されているMicrosoftのホームシステムのデモンストレーションだろう。

 米Microsoftの本社は、かなり広大な区域内に数多くのビルが点在する。その中でもプレゼンテーション関連の機能を集約したビル内でGamestockは行なわれたわけだが、同じビル内にホームシステムのコーナーも設置されていた。
 ホームシステムとは、簡単にいってしまえば家庭内の各端末、例えばドアの呼び鈴からテレビ、ピアノ、写真立て……もちろんパソコンまですべてをネットワークで繋ぎ、どこからでもすべてを操作できるようにしたシステムのこと。2年ほど前にビル・ゲイツ氏の豪邸が建設されたときに導入されたと言うことだが、今回見ることができたものはさらにバージョンアップしたものだった。

 玄関には大きなディスプレイとカメラが設置されており、番地(住居表示)が書かれている。訪問者はこちらのディスプレイを通じてアクセス。もし家に誰もいないときは伝言を残せるほか、訪問者の映像を勤務先に送ることも可能だという。
 家の中には小型のパネルが設置されており、ブラインドを閉めるといった操作からセキュリティまで各種操作を行なうことができる。こういった操作はリビングルームのテレビからも可能で、デモでは「少し寂しいから音楽でもかけてみよう」ということで、子供部屋の中にある携帯端末からMP3ファイルをダウンロードしリビングで再生させてみせた。さらにピアノにもPCが搭載されており、自動演奏だけでなく楽譜をインターネット上からダウンロードする事も可能だという。

 キッチンにももちろんPCやセンサーが設置されている。料理を作るなど両手が塞がっている状況が想定されるため、ヘッドセットマイクを通じて音声入力することができる。PCでは食材の種類や分量の管理ももちろんされている。キッチンの端にはMSN Webコンパニオンに対応したCompaqの端末が設置されており、実際に操作できるようになっていた。
 隣に設置されていた子供部屋にはIntelの顕微鏡やActiMates Arthur(動き、喋る、Microsoft製のネズミのお人形)が置かれており、もちろんすべてネットワーク化されている。このほかにもベッドルームやホームオフィスにはデジタル写真立てが置かれていて、画像データをダウンロードすれば家族の写真から風景画に変えることもできる。

 とにかく至れり尽くせりで良いと思う反面、すべてコンピュータで(Windowsで?)管理されているようでイヤに感じる面もある。さらにこれだけのものを揃えるといくらになるのだろうか? やはり世界一の富豪じゃないと揃えることは不可能なのだろうか?

玄関にはカメラとディスプレイが設置されている。誰が来たか筒抜け…… 各部屋に設置されているコントローラ。しばらくするとスリープモードで真っ暗に でかいプラズマディスプレイが設置されている。TVというよりは家をコントロールする端末という印象も
ピアノもPC。隣に置いてあるのはアイボ キッチンのPC。PCの前にあるのがヘッドセットマイク。「ブラインドを閉めろ」と命ずると、ブラインドが閉じた MSN Webコンパニオンに対応したCompaqの端末も設置されていた

□Microsoftのホームページ
http://www.microsoft.com/
□関連記事
【3月2日】「Microsoft GAMESTOCK 2000」
Microsoft、最新ゲームコントローラと開発中のゲームを一挙公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000302/games01.htm

(2000年3月10日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp