加ATI Technologiesは、任天堂の次世代ゲーム機「Dolphin」のグラフィックスコアを供給する米ArtXの買収が最終的な段階に入ったと発表した。買収は、4億ドル相当のATI株式との交換によって行なわれる。

　ATIのKY Ho社長兼CEOは、リリースの中で、「この買収によって、PCと家電の両方のキーサプライヤになるというATIの長期的戦略が加速される。我々の守備範囲は今や、STB、家庭用ゲーム機、ビデオ再生機器など家電製品の主なジャンルを網羅する」と述べている。

　なお、任天堂株式会社の山内社長は、「2つの会社が力を合わせたことを歓迎する。我々は、この合併を支持し、それぞれの分野でのグラフィックス製品の継続を期待する」とコメントを寄せている。

□加ATIのホームページ（英文）
http://www.atitech.ca/
□ニュースリリース（PDF、英文）
http://www.ati.com/na/pages/corporate/investor_relations/2000/ati_artx.pdf
□ArtXのホームページ（英文）
（2月17日現在、この件に関する情報は掲載されていない）
http://www.artxinc.com/index.html
□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□関連記事
【'99年5月12日】松下電器と任天堂、次世代ゲーム機を主体とした家電戦略で提携
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990512/dolphin.htm

(2000年2月17日)

[Reported by taira@impress.co.jp]