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プロカメラマン山田久美夫のPMA2000前日レポート

ミノルタ、富士写真フイルムなどが新製品を公開

2月3日 開幕(現地時間)

会期:2月3〜6日(4日間)
会場:Las Vegas コンベンションセンター


 アメリカ最大のカメラショーである「Photo Marketing Association(PMA)」。デジタル化が急速に進んでいるアメリカ市場に向けたイベントだけに、今年はデジタルカメラの発表ラッシュとなった。

 開幕は現地時間の3日からだが、前日から会場内のプレスルームでは数多くのプレスキットが配布されているうえ、前夜に開催されたプレス向けのパーティーで、数多くの新製品を目にすることができたので、早速レポートしよう。



●米ミノルタ、230万画素のコンパクトな単焦点モデル「Dimage 2300」発表

 DiamgeEX以来、目立った新製品がなかったミノルタが、今回突然、230万画素の単焦点モデル「Dimage 2300」を発表した。コンパクトカメラライクなスタイルの小型モデルだ。

 単焦点モデルのため価格は499ドル程度と、230万画素モデルとしては安価なものに仕上がっている。ボディの仕上がりもなかなか良好で、価格の割には安っぽさを感じなかった。

 また、1.4倍と2倍のデジタルズーム機能が搭載されている。もともと230万画素の高画素のため、デジタルズームでもPCのディスプレイ上で利用する分には実用レベルの画質が得られるようだ。

 ボディサイズは114×35×65mm(幅×奥行き×高さ)で200gと適度な重さがある。1.8インチ液晶モニター付き。また、連写はフルサイズで秒2コマで撮影できるという。


●富士フイルム、130万画素光学3倍ズームの低価格モデル「FinePix1400ZOOM」発表

 富士フイルムは、先だって日本で開催された新製品発表会で公開されなかったニューモデルとして、130万画素光学3倍ズーム搭載の「FinePix1400ZOOM」を発表した。

 このモデルは、実販価格に厳しい北米市場を中心に企画されたもので、スタンスとしては「FinePix1200」のズーム版というイメージだ。スタイリングはコンパクトカメラにかなり近いく、サイズも比較的コンパクトなものに仕上がっている。CCDはハニカムタイプではなく、通常の130万画素を搭載。これは生産コストを重視しての判断のようだ。
 ホールド感は、普通のコンパクトカメラに近い雰囲気を備えており、違和感なく撮影できる。操作部もよく錬られており、シンプルで使いやすいものに仕上がっている。

 価格は499ドル前後。これはちょうど、同クラスの人気モデル「オリンパス C-920L」と同価格帯であり、明らかにライバル機を意識した設定。もちろん、北米では、高画素の高価格モデルよりも、むしろ、手頃で実用性の高い499ドル以下のモデルが好まれることから、それをターゲットにした戦略的なモデルといえる。

 日本国内での展開は未定だが、FinePix1200同様、日本でも発売されるのはほぼ確実だろう。


●東芝、CES公開の「RDP-M70」「RDP-M60」正式発表

 先月、同会場で開催されたCESで、外観写真のみが公開された東芝の新型モデル「RDP-M70」と「RDC-M60」が正式発表された。

 開幕前夜の「デジタルフォーカス2000」というパーティーでは、実機が出展されていた。とはいえ、334万画素光学3倍ズーム搭載の「RDP-M70」は撮影操作が可能だったが、230万画素2.3倍ズームの「RDP-M60」はまだモックアップの状態だった。

RDC-M70

RDC-M60

 価格はそれぞれ、1,000ドルと700ドル程度を予定しており、M60はCESでのアナウンスよりも高めの設定となっている。

 実機を手にした感じでは「RDP-M70」は、光学3倍ズーム機ながらも、「C-3030Z」よりも薄型で、なかなかコンパクトなもの。使用時は沈胴式のレンズが飛び出すが、携帯時はボディ内に収納され携帯性はよさそう。また、M70は金属ボディを採用し、全体の質感も上々。撮影間隔も十分に短いレベルを実現しており軽快だ。

 一方のM60はモックの段階で、サイズ的にはやや厚手な感じはあるが、デザインはアメリカ人好みな仕上がりとなっている。なお、日本国内での発表はまだ未定という。



●旭光学とHP、高画質デジタルカメラの開発で提携

 日本時間の2月3日、ペンタックスブランドで有名な旭光学工業と、ヒューレットパッカード(HP)が、デジタルカメラの共同開発についての提携を発表した。

 もちろん、現時点ではその提携により、具体的にどのようなモデルが登場するのかは未定。だが、会場ではペンタックスからデジタル一眼レフや高画素デジタルカメラが、PMA初日に発表されるのでは……という話が飛び交っていた。

 真偽のほどは不明だが、いずれにしても、デジタルカメラを中心とした大型の技術提携なだけに、今後の展開が期待されるところだ。

□ニュースリリース
http://www.jpn.hp.com/Corp/pressreleases/fy2000/hc04ptx.html


●JVC、3.3メガピクセルの2.3倍ズーム搭載機「GC-QX1」を発表

写真はプレス資料を撮影したもの

 PMA前日のプレスルームで配布された資料によると、すでに日本国内で事前告知が始まっている日本ビクター(JVC)の新型デジタルカメラ「GC-QX1」をPMA初日となる3日に発表するとリリースされていた。

 残念ながら、現時点ではリリース資料のみで、実機は見ていない。リリースによれば、コンパクトで高速、静止画撮影モードでは、画素ずらし技術を使い600万画素相当の画像を得る機能が搭載されているようだ。

 今回は速報ということで、その概要のみをレポートしたが、PMA開幕後、会場で実機を触れた上で、さらに詳細にレポートしたい。

編集部注:この製品については4日付けで国内でも発表となった
□ニュースリリース
http://www.jvc.co.jp/products/movie/kikaku.html
□製品情報
http://club.jvc-victor.co.jp/main/pixstar/index.html


□PMA2000のホームページ(英文)
http://www.pmai.org/

■注意■

(2000年2月3日)

[Reported by 山田久美夫]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp