Click


Microsoft、反トラスト法裁判の反論を連邦地裁に提出

2000年1月18日(現地時間) 発表



 Microsoftは18日、司法省との反トラスト法裁判の一環として「Proposed Conclusion of Law」(法的帰結の提案書)をまとめ、連邦地裁に提出した。

 提案書は、「Microsoftは独占企業ではなく、反トラスト法には違反していない」ことを、論証していくもので、ブラウザ独占の疑惑に関して、Windows 98はOSとブラウザの複合製品ではなく、単一の独立製品であることなどを例に引くなど、同社のこれまでの主張を踏襲している。

 リリースでは「Microsoftは、残念ながら裁判所の事実認定の多くに同意できない」とし、「事実認定を受け入れるにしても、司法省側が違法性を唱えるには十分でないだろう」としている。

 また、ブラウザ独占に関しては、先日Time Warnerと合併したAOLを例に引き、「NetscapeのブラウザをTime Warnerの膨大な数のケーブルテレビ加入者に配布することも可能なはずであり、Microsoftに独占力は無い」と述べている。

□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/trial/default.htm
□DEFENDANT MICROSOFT CORPORATION’S PROPOSED CONCLUSIONS OF LAW(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/trial/p-col/col.asp
□関連記事
【11月6日】
米連邦地裁、マイクロソフトの独占を認定 (Moblie Central)
http://www.watch.impress.co.jp/mobile/news/1999/11/06/dojvsms.htm
【11月8日】
後藤弘茂のWeekly海外ニュース Microsoftが反トラスト法裁判で大敗
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991108/kaigai01.htm

(2000年1月19日)

[Reported by usuda@impress.co.jp/Watchers]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp