2000 International CES（Consumer Electronics Show）が1月6日（現地時間）、米国ラスベガスで開幕する。CESは、その名が表わすように消費者向けの電化製品全般を対象としたイベント。対象製品の範囲が非常に広いため、「Las Vegas Convention Center」、「Sands Expo and Convention Center」、「Las Vegas Hilton」、「Alexis Park」の4会場を使っている。会場の合計面積は10万平方メートルを越えており、COMDEX/Fall以上に広い。

　開幕の前日である5日のLas Vegasは快晴。気候は、風も強いため長袖のシャツ一枚では少し肌寒く感じる。まだ、開幕前ということもあり、入場登録に訪れる一般参加者の人出は少ないが、各ブースの準備のため作業員は活気に溢れている。展示場の中にはまだ入ることができなかったが、入り口のところから設営を進めている様子を覗くことはできた。

　例年、CESではイベントの性質上、PC関連の新製品が出展されることは少ない。しかし、最近ではDVDやIEEE-1394、MP3など、テクノロジーがPCと共通しているものや、インターネット端末などPCとの切り分けが難しいものなど、家電とPCとの相互乗り入れが始まっている。そのため、これからのPCがどうなっていくのか、あるいはどうあるべきかが伺えるだろう。また、既に発表されているコンシューマ向け製品では初の300万画素デジタルカメラ「カシオ QV-3000EX」も注目される。

　なお、PC Watchでは開幕後、会場レポートを随時掲載する予定だ。

Las Vegas Convention Centerの正面では、クレーンを使った看板の取り付け作業が行なわれていた	会場の通路には、既にCESの大きなアーチが設営されている	展示場を入り口から覗くと、あわただしく準備が進んでいることが伺えた

会場前では、イベントなどではよくディスプレイされている、大きなバルーンが準備されていた。しかし、しぼんだままだったので、何のバルーンかは、明日までわからない。	Las Vegas Convention Centerでの入場登録は、会場の外に張たテントで行なわれている。	案内板は6カ国語で書かれており、その中には日本語も含まれている

□2000 International CESのホームページ（英文）
http://www.cesweb.org/

(2000年1月6日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]