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Gartner、2009年の半導体市場が前年比24%減になると予測

2月25日(現地時間) 発表



 米Gartnerは2月25日(現地時間)、2009年半導体の売上高予測を発表した。これによれば、年間売上高は2008年と比較して24.1%減の1,945億ドルになるとしている。

 これは2008年12月半ばに発表した見通し(16%減)よりもさらに悪化している。悪化の要因は金融危機で、半導体市場は成長前のレベルまでにリセットされたという。また、一部のアナリストは、最悪のシナリオでは下落率が33%に達する可能性もあると警告している。

 半導体市場の売上高は2001年に32.5%減という史上最大の下げ幅を記録し、それ以前のレベルまでに回復するのに約4年を要したが、今回も同じ傾向を辿り、緩やかな回復期に向かう。しかし、4年目では2~3年目に大幅な設備投資が行なわれる結果、DRAMを中心として供給能力過剰が再び顕著化すると予測。

 2009年度のメモリ市場においては、一部のメーカーは破綻しかけており、大手メーカーも供給量を削減していることから、2009年後半には価格の大幅な上昇を予測している。

 なお、今回の半導体予測からは、これまでオプトエレクトロニクスに含まれていた太陽電池の売り上げが除かれた。従来の半導体デバイスとは性質が異なり、また成長率も高いため省いたとしている。

□Gartnerのホームページ(英文)
http://www.gartner.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=897012

(2009年3月2日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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