SPARKLE、ダイヤモンドスパッタリング技術を使ったVGA冷却装置2月16日(現地時間)発表 台湾SPARKLE Computerは16日(現地時間)、ダイヤモンドスパッタリング技術を使ったビデオカード用の空冷機構を開発したと発表した。 これは、プラズマCVDと呼ばれる手法で、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)と呼ばれる素材の膜を空冷機構のフィンに蒸着させる技術。一般に空冷機構に使われる銅などの金属素材が伝導電子の移動によって熱を発散させるのと違い、DLCでは水晶格子の振動による音子の移動によって 熱を高いところから低いところへ運び、その熱発散性能は銅の4倍に及ぶ。実際に同社が行なった試験では、GeForce 9500 GT利用時に、冷却器の温度が銅製クーラーの88℃から83℃に下がったという。 このほか、DLCには摩耗性や抗酸化性にも優れる。ただしそのコストは高いため、同社では今後、適当と思われる製品から順次この技術を使った空冷機構を搭載していく。 □SPARKLE Computerのホームページ(英文) (2009年2月17日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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