富士通、世界最小級のWiMAXアダプタを実現するベースバンドLSI
2月16日 発表 サンプル価格:2,000円 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社は、モバイルWiMAXのベースバンドLSI「MB86K23」を開発したと発表した。4月よりサンプル出荷を開始する。サンプル価格は2,000円。 MB86K23は、従来製品「MB86K21」から約6割のスペース削減を実現したモバイルWiMAX用のベースバンドLSI。同社のRF LSI「MB86K52」、電源LSI「MB39C316」と組み合わせることで、20×40mm以下の世界最小レベルのWiMAX USBアダプタが実現可能としている。また、PCI Express Half-Mini Cardに、WiMAXと無線LANの両方の機能を搭載可能という。 製造プロセスは65nm CMOS。サイズは10×10mmで、従来製品の16×16mmから小型化を実現したほか、動作時の消費電力も約36%削減。さらに、富士通研究所と共同開発した、使っていない回路ブロックの電力を遮断しリーク電流の発生を防ぐパワーゲーティング技術「CoolAdjust-PG」を用いており、WiMAXモジュール全体のスタンバイ電流を0.5mAに抑えている。インターフェイスはUSBを採用する。 今回の新製品を採用したUSB接続のWiMAXアダプタ、WiMAX/無線LAN搭載のPCIe Half-Mini Cardは、ODMメーカーから順次出荷予定としている。 □富士通マイクロエレクトロニクスのホームページ (2009年2月16日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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