Socket AM3 CPU対応マザーが各社から登場
2月9日 発表 AMDが2月9日(日本時間)に発表したSocket AM3版Phenom IIシリーズのリリースにあわせ、マザーボードメーカー各社が対応製品を発表した。 ●GIGABYTE
GIGABYTEは、チップセットにAMD 790FX+SB750を採用した「GA-MA790GXT-UD5P」と、AMD 790X+SB750を採用した「GA-MA790XT-UD4P」を発表。国内代理店はリンクスインターナショナルで発売は11日、店頭予想価格は順に20,900円前後、16,900円前後の見込み。 両製品ともにGIGABYTE独自の品質規格「Ultra Durable3」に対応。2オンス銅箔層による高い放熱性、固体コンデンサ/低EDR(on)MOSFET、高効率フェライトコアコイルの採用による高い信頼性と寿命、電源供給フェーズ数を負荷に合わせて切換えることで省電力を行なう「Easy Energy Saver」などを備える。 いずれもフォームファクタはATXで、対応CPUはSocket AM3対応のPhenom II X4/X3、メモリはDDR3-1666(OC)/1333/1066に対応。メモリスロットは4基で、最大16GBまでをサポート。拡張スロットは共通で、PCI Express 2.0 x16×2(790Xはうち1基がx8レーン接続)、PCI Express x1×3、PCI×2。ATI CrossFireをサポートする。 ストレージインターフェイスはSATA×10(790Xは×8)。バックパネルI/Oは、USB 2.0×8、IEEE 1394×2、Gigabit Ethernet、PS/2×2、S/PDIF出力、音声入出力などを備える。
□製品情報 ●MSI
MSIは、チップセットにAMD 790FX+SB750を採用した「790FX-GD70」を発表。発売は3月中で、価格は未定。 Socket AM3対応のフラグシップモデルで、高効率と低発熱を両立させた電源制御チップ「DrMOS」と、背の低い新デザインヒートシンク「Flat Fins Copper-Pipe」を搭載。さらに、マザーボード上にリアルタイムでクロック調整が行なえるダイアルスイッチ「OC Dial」を搭載し、オーバークロックに好適とした。 フォームファクタはATXで、対応CPUはPhenom II X4/X3のほか、未発表のAthlon X4/X3/X2もサポート。メモリはDDR3-2133(OC)/1800(OC)/1600(OC)/1333/1066/800に対応。メモリスロットは4基で、最大16GBまでをサポート。拡張スロットはPCI Express 2.0 x16×4(x16×2またはx8×4構成を選択可能)、PCI Express x1×1、PCI×2。 ストレージインターフェイスはSATA×8。バックパネルI/Oは、USB 2.0×8(うち1基はeSATA兼用)、IEEE 1394、Gigabit Ethernet×2、PS/2×2、S/PDIF出力、音声入出力などを備える。
□製品情報 ●Jetway
Jetwayは、チップセットにAMD 790GX+SB750を採用した「MA3-79GDG COMBO」を発売した。国内代理店はCFD販売で、実売価格は1万円前後。 ビデオ機能を内蔵した廉価なモデルだが、メモリはDDR3とDDR2の両方をサポート。Socket AM2対応CPU装着時はDDR2メモリのみ、Socket AM3対応CPU装着時はDDR3/DDR2メモリの両方をサポートする(排他利用)。 フォームファクタはmicroATXで、対応CPUはPhenom II X4/X3。メモリはDDR3-1066またはDDR2-800に対応。メモリスロットはDDR3/DDR2ともに2基ずつで、最大4GBまでをサポート。拡張スロットはPCI Express 2.0 x16×2(x8×2構成)、PCI Express 2.0 x1×1、PCI×1。 ストレージインターフェイスはSATA×6、IDE×1。バックパネルI/Oは、USB 2.0×4、eSATA×1、Gigabit Ethernet、ミニD-Sub15ピン、DVI-D、HDMI出力、PS/2×2、音声入出力などを備える。
□製品情報 ●ASUSTeK Computer ASUSTeK Computerは、チップセットにAMD 790FX+SB750を採用した「M4A79T Deluxe」と、AMD 790GX+SB750を採用した「M4A78T-E」を発表。発売はともに2月中旬で、店頭予想価格は順に24,000円前後、19,000円前後の見込み。 付属のソフトウェアで、電源ボタンに予め設定したオーバークロック設定を割り当て、押すだけで自動的にオーバークロックする「Turbo Key」機能を搭載。また、電力制御を行なう専用プロセッサ「EPU」を搭載し、省電力性を高めた。 いずれもフォームファクタはATXで、対応CPUはSocket AM3対応のPhenom II X4/X3、および未発表のAthlon X4/X3/X2。対応メモリはDDR3-1600(OC)/1333/1066。メモリスロットは4基で、最大16GBまでをサポート。拡張スロットはM4A79T DeluxeがPCI Express 2.0 x16×4、PCI×2、M4A78T-EがPCI Express 2.0 x16×2、PCI Express x1×2、PCI×2。 ストレージインターフェイスは共通でSATA×5、eSATA×1、IDE×1。バックパネルI/Oは、USB 2.0×6、IEEE 1394、Gigabit Ethernet、PS/2、音声入出力などを備える。M4A78T-EではミニD-Sub15ピン、DVI-D、HDMIも備える。
□ニュースリリース □AMDのホームページ(英文) (2009年2月9日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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