Intel、AMDに対しクロスライセンス違反を主張 ~「Global FoundriesはAMDの子会社ではない」
3月16日(現地時間)発表
米Intelは16日(現地時間)、同社が2001年に米AMDと締結した特許クロスライセンスの契約について、AMDが違反を犯しているとの通知をAMDに宛てたことを明らかにした。
Intelが問題としているのは、このクロスライセンス契約の定義において、AMDの製造部門を分離して新たに設立されたGlobal Foundriesが、AMDの子会社にはあたらないということ。そのため、Global Foundriesには、クロスライセンスが適用されない、つまりクロスライセンスを用いた製品の製造をできないと主張している。
加えてIntelは、AMDと投資会社ATICとの間の取引構造が、クロスライセンス契約の守秘部分を犯していると述べている。
Intelは、AMDに対してクロスライセンス契約の関連部分について公開するように求めたが、AMDはそれに応じていないという。また、Intelによると、今回の通知を受けてAMDは、この通知がクロスライセンス契約を違反するものだと主張しているとされているが、3月17日現在、AMDのホームページにはこの件に関するリリースは掲載されていない。
□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20090316corp.htm
□ニュースリリース(和文)
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2009/090317.htm
□AMDのホームページ(英文)
(3月17日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.amd.com/
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【2008年10月8日】【元麻布】AMDが製造部門を分離。巨額の投資を受け入れ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1008/hot574.htm
(2009年3月17日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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