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Gartner、2008年の半導体市場規模は4.4%減の2,619億ドルに
~日本企業が健闘

12月12日(現地時間) 発表



 米Gartnerは12日(現地時間)、2008年の世界市場における半導体の売上が前年比4.4%減の2,619億ドル(速報値)になるとの見通しを発表した。

 売上のランキングを見ると、上位10社中7社がマイナス成長で、プラス成長だったのはIntel(1.1%)、Qualcomm(15%)、NECエレクトロニクス(5.3%)の3社のみだった。Intelは売上が約342億ドルで、17年連続の1位。シェアは13.1%だった。2位はSamsung Electronicsで、売上が約179億ドル(-12.5%)、シェアが6.8%だった。3位は東芝で、売上が約105億ドル(-11.1%)、シェアが4.0%。

 上位10社中、最も高い成長率を記録したのはQualcommで、これはQualcomm CDMA Technology事業が3四半期連続で高い成長を実現したためという。一方もっとも売上を低下させたのは、Hynix Semiconductorで、29.7%減少して売上は64億ドルとなった。ランキングは9位から7位に低下。DRAMとNANDフラッシュの価格下落の影響を大きく受けたためと分析している。

 日本企業について見ると、東芝がNAND型フラッシュ事業で売上を大きく減らしたが、ソニーからのゲーム機器向け半導体工場の譲渡と円高により、ドルベースでの成長は-11.1%にとどまった。ルネサスは順位を1つ上げて7位に、NECエレクトロニクスは2007年の12位から10位にランクを上げた。

 なお、2007年に9位だったAMDはランキングから姿を消した。

世界半導体メーカー ランキング・トップ10
出典:Gartner

□Gartnerのホームページ(英文)
http://www.gartner.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=836812
□関連記事
【4月3日】Gartner、2007年半導体市場は3.8%増の2,739億ドル
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0403/gartner.htm

(2008年12月15日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]

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