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BCN調べ、コンシューマPCは前年同月比30%増と絶好調
〜ネットブックはノートPCの24%を占有

ASUSTeKの主力機「Eee PC 1000H-X」


日本エイサーの主力機「Aspire one」

 2008年11月のコンシューマ向けPCの販売台数が、前年同月比30%増を超える高い伸び率となっていることがわかった。景気低迷を背景にした個人消費の抑制などにより、薄型TVの伸び率鈍化が指摘されるなかで、PC販売台数の急伸に関係者も驚きを隠さない。

 全国の量販店のPOSデータの集計をしているBCNによると、11月のPC販売台数は前年同月比32.1%増。Windows Vista発売以来、最高の伸び率となった。

 また、デスクトップPCは2.5%減と、3カ月連続での前年割れとなったが、ノートPCは、前年同月比46.2%増と大幅な伸び。10月の40.9%増の実績に続き、2カ月連続での40%超えとなった。

 ノートPCの好調は、ネットブックの躍進が主要因となっている。

 11月における10.2型以下のミニノートPCの販売台数構成比は、10月の25.0%に続き、11月も24.0%となった。このジャンルは事実上ネットブックと重なるため、ネットブックがノートPC市場の約1/4を占めていることになる。

 このジャンルの平均単価は、10月に5万円を切り、49,000円となったが、11月は48,000円と、さらに1,000円下がり、競争の激化が伺える。

 だが、週次での販売構成比推移を追ってみると、ミニノートPCは11月3日〜9日の集計では25.8%の構成比だったものが、11月10日から16日では25.5%、11月17日から23日は23.9%、11月24日から30日では21.8%と、構成比が減少傾向にある。年末商戦が本格化するのに従って、ネットブックへの集中傾向がやや薄れた格好なのだ。

 その理由を、ビックカメラでは次のように分析する。

 「ネットブックを購入したいといって店頭を訪れる来店客が多いのは確か。だが、どんな用途で使いたいかという話を聞くと、ネットブックでは難しい内容の場合も少なくない。また、11月からは、年賀状を印刷したいという理由からPCの購入を検討する来店客が増えており、こうしたユーザーに対しては、ネットブックをお勧めできないのが実状。結果として、通常のノートPCを購入いただいているケースが、以前に比べて増えているためではないか」。

 しかし、子供向けのクリスマスプレゼントとして、ネットブックを購入するという需要も今後は見込まれており、年末商戦に向けてネットブックの比重が下がるという見方には懐疑的だ。

 なお、BCNによると、11月の販売金額は、デスクトップPCが前年同月比16.9%減、ノートPCが9.3%増、PC全体では1.6%増となった。ネットブックによる販売単価の減少を、台数で補っている形だ。

 また、ミニノートPCのメーカー別シェアは、ASUSTeKと日本エイサーの2強時代が続いており、11月分では38.7%対32.3%となっている。続く3位は日本HPだが6.3%にとどまっている。続いて、国内メーカーが、工人舎、オンキヨー、東芝の順で続く。11月から参入したばかりのNECは3.1%に止まり、MSIに続く8位となっている。

□BCNランキングのホームページ
http://bcnranking.jp/
□関連記事
【11月6日】ネットブックが大幅増でPC出荷を牽引、BCN調べ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1106/bcn.htm
【10月6日】ネットブックが市場の2割を越える。エイサーとASUSで9割占有
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1006/netbook.htm
ネットブック/UMPCリンク集
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/link/umpc.htm

(2008年12月3日)

[Reported by 大河原克行]

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