パナソニック、従来型バッテリと同等サイズのノートPC用燃料電池
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ノートPC用燃料電池(青い部分) |
10月20日 発表
パナソニックは20日、体積約270ccと、従来型リチウムイオンバッテリと同等サイズのノートPC用燃料電池を開発したと発表した。
マルチ充電器 |
2006年に発表した試作品と同じ平均10W、最大20W(リチウムイオン電池と併用運転)を維持しながら、本体サイズを約半分に小型化。燃料を除いた重量は約320gで、約200ccの燃料(メタノール水溶液)で、ノートPCを約20時間駆動できるという。
スタックと呼ばれる発電部分において、締結などに利用される発電に寄与しない部分の構造を見直すことで、小型化を図った。発電補助機器類についても、燃料と空気を必要な時に必要な量だけ燃料電池スタックに供給する部品を開発し、効率を上げた。
また、同等の性能を持ったマルチ充電器も開発。文庫本と同じ本体サイズで、USBポートが2個あり、各種USB充電対応機器に充電できる。
いずれも、10月22日から福岡県北九州市で開催される水素エネルギー先端技術展2008に参考出展される。
□パナソニックのホームページ
http://panasonic.co.jp/
□ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn081020-1/jn081020-1.html
(2008年10月20日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]