SOTEC、ネットブック「C1」ファーストインプレッション
10月10日 発売 価格:オープンプライス オンキヨー株式会社のPCブランド、SOTECのネットブック「C1」の最初の機種が本日10月10日に発売される。 10日に発売されるのは、ホワイトボディのOffice非搭載機種で、型番は「C101W4」となる。当初は10月3日予定だったが、1週間延期されたのだ。 編集部でも入手できたので、ファーストインプレッションをお届けする。ベンチマークテストを含む詳細なレポートは改めてお届けする予定だ。 C101W4の価格はオープンプライスで、購入価格は59,800円だった。なお、以下C101W4のことをC1と略記する。 ●パッケージ C1の化粧箱は、ネットブックとしてはやや大きめだ。10型液晶を搭載する本体が大きいのに加え、箱の中の配置が縦に重ねるというよりは横に並べる形になっていためだ。とはいえ、大きめの手提げ袋に入る大きさであり、購入後に持って帰るのが苦になるほどではない。 パッケージの内容は簡素だ。本体、ACアダプタ、電源コードを除くと、ほとんどマニュアル類しか入っていない。 マニュアル類の紙も薄いものだが、内容は国内メーカーらしくよくできている。最初に見るセットアップマニュアルの内容を写真で示すので見てほしい。
●PC本体 本体の天板は光沢のある仕上がりで、机の上に置くと天井の蛍光灯がはっきりと写り込むほどだ。指紋はつきやすいが、拭き取ればすぐに落ちる。 液晶の開閉はラッチレスで、開きやすい。とくに液晶の端と本体の端が、くちばしのようにとがった形になっているので指がかかりやすい。 インターフェイス類は標準的で、ボディの左右に配置されている。USBは右1、左2の配置。カードスロットはSD/メモリースティックの兼用で、SD専用スロットの製品が多い中では珍しい。そういえばソーテックはメモリースティックに好意的なメーカーだった。
液晶を開く。液晶の周囲が黒い部品になっているので、額縁の大きさが目立たない。液晶はノングレアタイプで、照明が写り込みにくい。
液晶が10.1型ワイドで大きいため、キーボードの配置はゆったりとしている。配列もごく普通だが、右手の「Enter」キー周辺はキーが小さくなっているので、写真で確認してほしい。ただし、ネットブックとしては、かなり良い方だと思う。キータッチは、軽い感じでAspire oneに似ている。キーボードはかっちりと固定されているというよりは、フワっと浮いているという感じだ。 タッチパッドもごく普通で、ボタンはパッドの下に配置されている。ごく自然な配列だ。パッド横にはマイクが設置されているのが珍しい。Webカメラは液晶上部の標準的な位置にある。
とりあえず、編集部の周囲に見せて回ったのだが、デザインについては好意的な評価が多かった。四角い箱のようなデザインではなく、四隅が薄くなっているので、スリムに見えるのが良いという。
本体重量は実測で1,215gあるので、軽量級ではないが、大きさの割には軽いほうだ。なお、ACアダプタと電源コードで341gだった。
●予想より良い第一印象 まだ、外観中心でしかC1に触れていないが、第一印象はかなり良い。 8.9型液晶搭載のAspire oneやEee PC 900-Xのようなコンパクトさはないが、一回り大きな筐体がキーボードやタッチパッドの余裕となって表われている。また、個性的なデザインとノングレアタイプの液晶も好印象だ。既存のネットブックとの差別化はできていると思う。安っぽいがきちんとしたマニュアルと、2つ穴(メガネ)タイプのACアダプタと電源コードなど、国内メーカーらしい親切さも感じられた。 店頭で見る機会があれば、一度さわってみることをお勧めしたい。 □SOTECのホームページ (2008年10月10日) [Reported by date@impress.co.jp]
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