東芝、NVIDIA製GPUの不具合にBIOSアップデートで対応
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Qosmio G30(PQG30797HS) |
9月24日 発表
株式会社東芝は24日、「Qosmio G30」に搭載されているGPU「GeForce Go 7600」の不具合に対し、BIOSのアップデートで対応すると発表した。サポート情報として「Qosmio G30 BIOSアップデート およびGPUに関する保証期間延長プログラムのお知らせ」と題する文章で明らかにした。
NVIDIAのモバイル向けGPUの一部でダイパッケージング素材に問題があり、画面の表示の乱れや、表示が行なわれないといった不具合が発生する。NVIDIAは、2009年第2四半期に顧客保証や各種対応の費用として1億9,600万ドルの費用を計上し、既にデルやHewlett-Packardらが対応を発表していた。
この問題に対して東芝は、ファンの回転数を変更して温度制御パラメータを最適化し、問題の発生を抑制するBIOSを公開した。また、GPUに起因する故障が発生した場合に、通常の保証期間を1年延長して対応する保証延長プログラムを実施する(GPUに起因しない問題の場合は延長されない)。
対応機種は「dynabook Qosmio G30」で、型番がPQG30595LS、PQG30593LS、PQG30596LS、PQG30695LS、PQG30697HS、PQG30795LS、PQG30797HS、PQG3095ALP、PQG3097ARPのもの。その他のPCに影響はないとしている。
□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□サポート情報
http://dynabook.com/assistpc/info/nvgpu/
□BIOSの配布ページ
http://dynabook.com/assistpc/download/modify/qosmio/g30/95a/bios/index_j.htm
(2008年9月25日)
[Reported by matuyama@impress.co.jp]