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インテル、Centrino2の優位性をデモ

吉田和正 代表取締役共同社長

9月10日 開催



 インテル株式会社は10日、報道関係者向けの説明会を開催し、IDFで公開された新規情報をとりまとめて公開した。

 代表取締役共同社長の吉田和正氏らが、プレゼンテーションを行ない、NehalemやLarrabeeなどの情報を公開した。また、会場ではCeleron/Centrino/Centrino2の各プラットフォームでBlu-rayディスクの再生を行ない、Centrino2の能力の高さと省電力性をアピールした。

 話題が多岐にわたるため、プレゼンテーションとキャプション中心でレポートする。

●次世代アーキテクチャー「Nehalem」

アーキテクチャーとプロセスを交互に開発するチックタックモデルに従い、次は「Nehalem」アーキテクチャーが投入される Nehalemはターボモード、ハードウェア化が進み高速化した第2世代の仮想化技術など特徴 サーバーからデスクトップ、ノートまでファミリ化される

●組み込み向けプロセッサ

組み込み向けは製品のライフサイクルなどPC向けとは異なる要素が要求される Atomにより低消費電力型IAプロセッサの分野が広がった
「CE 3100」はIAコアによるインターネット接続を特徴とするTVセット向けメディアプロセッサ。IDFでも大きく取り上げられた 現在、PCによるインターネット接続は約10億台だが、組み込み機器による接続は2015年までに150億台に達する

●ビジュアルコンピューティングとLarrabee

コンピュータとのインターフェイスとして、3Dや高品位ビデオなどの重要度は増している LarrabeeはIAと互換性を持ちながら、高いグラフィック性能をもたらす Larrabeeのアーキテクチャー

●モバイルプラットフォーム「Centrino2」

7月に発表されたCentrino2は省電力とHDが扱える高性能を兼ね備える Celeron、Centrino、Centrino2の対応範囲 SFFパッケージと、モバイル初のクアッドコアCPUが特徴
Blu-rayディスクの再生デモ。画面右のグラフはCPUの稼働率。Celeronはほぼ100%だが、Centrino2だと半分程度。コーデックはMPEG-4 AVCなので負荷が高い。MPEG-2であればCeleronでもここまでは高くならない 同じ作業を行なってもCentrino2は消費電力が少ない

●SSD

発表されたばかりのSSDも紹介された。現在は80GBのみで、160GBのサンプル出荷は今年の第4四半期。販売方法などについては未定としているが、店頭販売にも期待したいところだ。土岐英秋 技術部長は、ノートPCではボトルネックになっているHDDに対して、速度向上手段としての意義を強調していた

●マーケティング、キャンペーン

一般ユーザーへの訴求はCentrino2が中心 Atomの小ささを伝えるビジュアル Atomの特徴
Atomの市場 Centrino2搭載PCとAtom搭載製品の棲み分け。HDなどの高品質な体験はCentrino2、Atom搭載ネットブックは機能が限定されたインターネット端末であって、明確な差があると訴求する レジメ。将来はNehalemやLarrabee、現在の中心はCentrino2、小型端末と組み込みはAtomという棲み分け

□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□関連記事
IDF 2008 レポートリンク集
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/link/idf.htm

(2008年9月10日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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