Everex「CloudBook CE1220J」
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CloudBook CE1220J |
株式会社CTOから、Everex製のネットブック「CloudBook CE1220J」と「CE1221J」が発売された。今回編集部で「CE1220J」を入手できたので、写真で紹介する。
CE1220Jはヤマダ電機で54,800円、CE1221Jはビックカメラ/ソフマップで59,800円で販売されている。2機種の違いは、CE1221Jのほうに予備バッテリが1個添付されているという違いのみで、スペックは同一である。
CE1200J/CE1210Jの後継機種であり、液晶が従来の800×480ドット(WVGA)表示対応7型から1,024×600ドット(WSVGA)表示対応8.9型に大型化されたほか、HDDも30GBから60GBに倍増した。また、新たにExpressCard/34スロットを装備し、拡張性が向上している。
その一方でCE1200JにあったBluetoothとタッチパネルが省かれ、公称駆動時間も従来の4時間から3.5時間に短縮した。また、本体の厚みが増し、重量も旧モデルより重い1,030gとなっている。
ぱっと見た感じでは従来機種のデザインを踏襲しているが、見比べると形はかなり異なっている。タッチパッドがやや大型化されたほか、液晶を閉じたときの手前の段差が無くなり、すっきりしたデザインとなった。その一方で、1220Jの特徴であった、液晶下部の隙間に指を入れて持つことができなくなっている。
化粧箱はコンパクトで、大きくVIA C7のロゴシールが貼られている | 内容物。キングソフトのOffice 2007のプロダクトキー付き | 本体正面 |
前面には各種インジケータと音声入出力、SDカード/MMC/メモリースティック(PRO)スロットを備える | 本体右側面。USB、Ethernet、ACアダプタのほか、手前にExpressCard/34スロットを装備。フタはなく、ダミーカード式 |
本体左側面。USBとミニD-Sub15ピンを備える。排気口もこちら側で、銅製ヒートシンクが見える | 本体背面。インターフェイスは特にない |
従来モデルのCE1200Jとの比較。液晶が大きいことが一目瞭然 | CE1200Jでは液晶下部の隙間に指を入れて持つことが可能だった | CE1220Jの液晶下部は隙間が狭く、指を入れて持つことが不可能 |
本体底面の大きい出っ張りが気になり、ネジ1本で固定されていたので外してみた。ここにはSamsung製の1.8インチHDDが搭載されていた。HDDを覆うドーム型のカバーにはゴムバンパーが2本貼られているほか、HDD自体もネジ留めされておらずゴムバンパーによる固定のみとなっている。振動や衝撃に耐える設計としたためだろう。
本体底面。写真左側の出っ張りが気になる | 出っ張りはカバーになっておりネジ1本で取り外し可能(精密ドライバー)。ここにHDDが収納されていた。カバーにはゴムバンパーが貼り付けられている | HDDはネジ留めされておらず簡単に取り外せる。入手したモデルにはSamsung製の1.8インチHDDが装着されていた |
キーボードは従来と同じ日本語配列で、カギ括弧など右側のキーもそれなりの幅を確保している一方で、Enterキーは英語配列と同様横長になっている。このあたりは好みが分かれるところだろう。打鍵感もややペコペコしている点が気になった。一方、タッチパッドはサイズ的に窮屈であり操作性はあまり高くない。
そのほか、目立つところとしては、排気口から銅製のヒートパイプ付きヒートシンクが見えるところだろう。排熱効率は高そうだが、使用中はパームレスト左部がそこそこ熱くなってくる。
キーボード部とタッチパッドのアップ。キーは割合とゆとりのある配置だが、タッチパッドが窮屈 | 液晶はやや青みがかった感じだが、視認性はよい |
□CTOのホームページ
http://www.cto.co.jp/
□CE1220J製品情報
http://www.cto.co.jp/everex/ce1220j.htm
□CE1221J製品情報
http://www.cto.co.jp/everex/ce1221j.htm
□関連記事
【8月27日】Everex、8.9型液晶搭載のネットブック「CE1220J」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0827/everex.htm
ネットブック/UMPCリンク集(Everex)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/link/umpc.htm#everex
(2008年9月1日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]