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レノボ、業界初のデジタイザ/キャリブレータ搭載ハイエンドノート

ThinkPad W700

発売中

価格:420,000〜735,000円



パームレスト右部にデジタイザを搭載。その上にカラーキャリブレータのセンサーを備える

 レノボ・ジャパン株式会社は、業界初となるデジタイザおよびカラーキャリブレータを搭載したモバイルワークステーション「ThinkPad W700」を発売した。

 データやグラフィックスの使用負荷が高いCAD、石油/ガス関連、デジタル写真などを取り扱うハイエンドユーザー向けの17型ワイド液晶搭載ノートPC。CPUやGPUにハイエンドモデルを搭載して性能を高めつつ、ThinkPadならではの技術を投入し、堅牢性や軽量性にも配慮した。

 最上位モデルの「27585EJ」では、Intelのモバイル向け最上位CPUであるCore 2 Extreme QX9300(2.53GHz)と、NVIDIAのモバイル向け最上位GPUであるQuadro FX 3700(1GB)を搭載し、プロユースのグラフィックス処理に耐えうる仕様とした。

 また、ワコム製のデジタイザを搭載し、フォトレタッチなどにおける操作性を高めた。さらに、NTSC比72%の色再現性を実現する液晶を搭載し、Pantoneと協業して開発した「X-rite HueyPro」相当のカラーキャリブレータセンサーをパームレスト部に内蔵。キャリブレーションにより正確な色再現を実現できるという。

 キャリブレーションは専用のツールを立ち上げてからウィザードに従い、液晶を閉じることで行なう。キャリブレーション終了は効果音と天板インジケーター部に備えられたキャリブレータ専用のLED点灯で知らせる。

デジタイザで操作をしているところ 付属のキャリブレーションソフト

 27585EJのそのほかの仕様は、メモリ4GB、Intel PM45 Expressチップセット、200GB HDD×2(7,200rpm、FDE対応)、Blu-ray Discドライブ、1,920×1,200ドット(WUXGA)表示対応17型ワイド液晶、OSにWindows Vista Ultimate(64bit版)などを搭載する。価格は735,000円。保証期間は3年間。

 中位モデルの「27574LJ」は、27585EJからCPUをCore 2 Duo T9600(2.80GHz)、メモリを2GB、光学ドライブをDVDスーパーマルチドライブ、OSをWindows XP Professional(Vista Businessによるダウングレード)、保証期間を1年間に変更し、デジタイザとキャリブレータを省いたモデルで、価格は488,250円。

 下位モデルの「27574JJ」は、27574LJからCPUをCore 2 Duo T9400(2.53GHz)、メモリを1GB、液晶を1,440×900ドット(WXGA+)、HDDを160GB×2(FDE非対応)、OSをWindows Vista Businessに変更したモデルで、価格は420,000円。

 インターフェイスは、ExpressCard/34スロット×1、7in1メディアカードリーダ、CFカードリーダ、USB 2.0×5、IEEE 1394、ミニD-Sub15ピン、DVI-D、DisplayPort、IEEE 802.11a/b/g/n(ドラフト)対応無線LAN、Bluetooth、56Kモデム、音声入出力などを備える。

 バッテリは9セルのリチウムイオン。本体サイズは410×310×40.6〜41.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.76kg。

発表会場に展示されたデジタイザ/キャリブレータ非搭載モデル 本体右側面。光学ドライブや各種インターフェイスのほか、デジタイザ用ペン収納スペースがある
本体左側面。CFカードスロットを備えるのが特徴となっている 本体後部はディスプレイインターフェイス3種類とGigabit Ethernetを搭載

●ノートPC型ワークステーションのシェアNo.1を目指す

同社 執行役員 マーケティング&広報担当 原田洋次氏

 26日に都内で開かれた記者説明会では、同社 執行役員 マーケティング&広報担当 原田洋次氏は、「W700はデスクトップ型のワークステーションと同等の性能を持った性能重視のThinkPad。現在ワークステーション市場においてノートPCの割合は2割程度だが、今後はノートPCプラットフォームの性能向上により、ノートが占める比率が高まるとの予測がある。我々はW700でこの市場をさらに拡大し、ノートPC型ワークステーションのシェアNo.1を目指す」と意気込みを語った。

ThinkPad W700のポジション ThinkPad W700の主な特徴 ThinkPad W700の主なターゲットユーザー

 大和事業所 研究・開発 モービル製品技術の永井正彦氏は、「これまでのThinkPadシリーズは、ワークステーション向けモデルが“T61p”のように、T61にpをつけただけで、一般向けモデルと共通のプラットフォームを採用していた。共通のプラットフォームを採用することによりコストや設計を共通化できるメリットなどがあったが、その一方で性能には大きな制限があった。今回はモバイルワークステーションに特化し、1から設計することで、より高い性能を実現できた」とアピールした。

 具体的には、CPUとGPU各々の発熱に対応するため、ファンを2基内蔵したほか、2台のHDDを内蔵できるスペース、専用の170W電源などを新規に設計した。その一方で従来のThinkPadの流れを受け継ぐ打ちやすい7列キーボード、シャーシの剛性を高めるRoll Cage、シリーズ共通の堅牢性/耐久性試験などがあり、「性能と使いやすさを両立させたレノボならではの製品」とした。

 性能面においては、W700最上位モデルは従来のT61p(Quadro FX 570搭載)と比較して、OpenGLベンチマークの「specviewperf」では1.75倍、Direct3Dベンチマークの3DMark06では4.01倍のスコアを示したという。また、Windows Vistaのエクスペリエンスインデックスはすべての項目において最高スコアとなる5.9をマークしているとした。

大和事業所 研究・開発 モービル製品技術 永井正彦氏 T61pとの性能比較 最上位モデルのVistaエクスペリエンスインデックスは全項目5.9

□レノボ・ジャパンのホームページ
http://www.lenovo.com/jp/ja/
□ニュースリリース
http://www.lenovo.com/news/jp/ja/2008/08/0826.html
□製品情報
http://www-06.ibm.com/jp/pc/notebooks/thinkpad/w-series/
□関連記事
【8月6日】レノボ、Centrino2搭載ThinkPad X/T/R/Wを販売開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0806/lenovo.htm
【3月7日】レノボ、ThinkPad X61/T61/T61pにPenrynを搭載
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0307/lenovo.htm

(2008年8月26日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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