【写真で見る】エイサー「Aspire one」日本語版
8月23日 発売 台湾Acerがネットブック「Aspire one」の発表を行なったのが6月4日。日本では7月10日に発表会が開催。その際、発売日は8月中旬とされていたが、8月に入って発売が若干延期され8月23日に確定した。 すでに8月9日前後から、一部の量販店でも国内版の展示が開始されており、予約したユーザーは23日には確実に入手できそうだ。今回、編集部でも評価機を借用できたので、まずは写真で外観を中心にレポートする。詳細な性能や使い勝手については、追ってレビューする予定だ。 Aspire oneの本体サイズは、249×170×29mm(幅×奥行き×高さ)で、ASUSTeKの「Eee PC 901-X」や日本HPの「2133 Mini-Note PC」と同じような大きさだが、重量は公称値が約1.1kg、実測値は1,055gと、Eee PC 901-Xや2133 Mini-Note PCより若干軽い。 主な仕様は、Atom N270(1.60GHz)、Intel 945GSE Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、HDD 120GB、メモリ1GB(512MBオンボード+512MB SO-DIMM)、LEDバックライト採用の1,024×600ドット(WSVGA)表示対応8.9型ワイド液晶、Windows XP Home Edition(SP3)を搭載する。 製品パッケージはきれいな化粧箱で、かなりコンパクトになっており、女性でも簡単に店頭から持ち帰ることができるだろう。付属品はシンプルで、専用ポーチ、ACアダプタ、電源ケーブル、マニュアル、保証書となっている。電源ケーブルはデスクトップなどで使われるものと同じで、太い。コスト削減のためと思われるが、ACアダプタも含めて持ち歩くことが多いであろうネットブックには、もうちょっとスリムなケーブルが欲しい。
今回借用したのはホワイトモデル。天板は若干の光沢がある。筐体の四方はやや丸くすぼめられ、日本人にも好まれるデザインだと思われる。 キーボードは当然日本語キーで、Enter周辺のキーがやや小さくなっているが、フルピッチに近いキーピッチがあり、問題なく打鍵できるだろう。一方、キーボードの面積を大きく取ってしまったために、タッチパッドに割ける面積が減ってしまい、HPの2133 Mini-Note PCと同じように、ボタンがパッドの両端に位置している。慣れである程度は解消できるとは思うが、一般的なタッチパッドに慣れたユーザーは最初は使いにくいだろう。 ちなみに、パームレスト部分にはサポートセンターの電話番号が書かれたシールが貼付されている。国内大手メーカーではよくあることだが、台湾メーカーでここまできっちりやっているのには好感が持てる。 液晶ディスプレイは光沢タイプで、かなり反射する。ここも2133 Mini-Note PCにそっくりだ。 インターフェイスは右側面が音声入出力、USB 2.0×2、マルチカードスロット、左側面が電源端子、ミニD-Sub15ピン、Ethernet、USB 2.0、SDカードスロットとなっている。ちなみに、日本では発売予定はないが、LinuxモデルではSSDとSDカードを1ドライブにできるユニークな特徴がある。 本体裏面には、ネジ止めされた小さなフタがある。開けてみたところ、Mini PCI Expressカード用と思われるスペースがあったが、コネクタが実装されていなかった。 今回は時間の関係で分解を行なっていないが、ちょっとだけ内部を覗いてみたところ、HDDは本体の一番底の部分に取り付けられていたため、換装するには完全に分解する必要がある。また、マザーボードの表面には直付けのメインメモリのみが見えた。つまりSO-DIMMスロットはマザーボードの裏側ということ。なお、エイサーの情報ではメモリの増設は不可能とされている。 □日本エイサーのホームページ (2008年8月12日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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