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マウスコンピューター「LuvBook U100」ミニレビュー

「LuvBook U100」

8月7日 購入

購入価格:59,800円



 マウスコンピューターのNetbook「LuvBook U100」が編集部に到着したので、ミニレビューをお届けする。

 購入したのはヨドバシカメラの通販サイトで、購入価格は59,800円、ポイント還元率は10%だった。

 この製品は、仕様などからMSIのWind Netbook U100のOEMと見られていた。ボディカラーがMSIが黒とピンク、マウスが白となっている。

 一応、主な仕様を書いておくと、CPUにAtom N270(1.6GHz)、チップセットにIntel 945GSE Express(ビデオ機能内蔵)、1GBメモリ、80GB HDD、1,024×600ドット(WSVGA)表示対応LEDバックライト液晶、OSにWindows XP Home Editionを搭載する。インターフェイスは、130万画素Webカメラ、IEEE 802.11b/g対応無線LAN、Ethernet、3in1カードリーダ、USB 2.0×3、ミニD-Sub15ピン、音声入出力などを備える。

 本体サイズは260×180×19~31.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は標準の3セルバッテリ込みで1,160g。バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は2.5時間。

 まぁ、Netbookとしては標準的な仕様で、普通の用途には問題なく使えると思われる。

 到着したパッケージは意外なほど小さかった。大きめの紙袋に入るし、手提げで下げて帰れるぐらいの重さだ。パッケージはモノクロームのデザインで、まぁまぁシャレているのだが、脇に貼られたOEM仕様シールが、出自を明らかにしている。

 パッケージ内容はシンプルで、本体、3セルバッテリ、ACアダプタ、電源ケーブル、XPのインストールCD、ドライバCDぐらいだ。マニュアルはマウスによるもので、サポートマニュアルとインストールマニュアルの2冊だ。いずれもこの機種専用ではないが、必要最低限のことは書かれている。ただ、ドライバーCDの一覧に「マザーボード」と書かれているのがご愛敬だ。

 ハードウェアの取扱説明書は紙ではなく、本体のデスクトップにPDF形式で用意されている。ページ数は56ページあるが、対応OSがWindows Vista 32bitと書かれていたり、標準搭載のWebカメラがオプションと書かれているなど、OEM仕様書から引き写したためのとみられる不正確な部分もある。

 パッケージから受ける全体的な印象は、大手メーカー品には及ばないが、サポートの努力は感じられるというところだろうか。自作派でマザーボードなどを買い慣れているようなユーザーなら、何も問題は感じないだろう。

 本体の第一印象は、「思っていたよりもまとも」というものだった。外観も低価格を感じさせない。マウス専用の白いボディもコーティングがきれいで、立体ロゴまでついている凝りようだ。

 液晶が10インチなので、キーボードの大きさは余裕がある。日本語化される際に、右手小指側の部分がやや窮屈になっているが、不合理な配置ではない。ただし、キーボードは好悪が激しい分野なので、このあたりは写真を見てご判断いただきたい。

 タッチパッドは小さめだが、ごく普通に使える。ボタンは1つしかないが、右と左で押し分けるタイプだ。中央が固定されていてシーソーのように動くので、まっすぐ下に押せないのがやや気になるが、慣れで解決できる印象だ。

 何人かに渡して印象を聞くと、「重い」という声が多かった。本体重量は実測で1,139gなのだが、ボディが小さいのと、重量バランスが後ろ側に寄っているので、手にした際に重く感じるらしい。本体が厚めなのも影響しているかもしれない。

 液晶は「キラキラしてなくて見やすい」と言われる。HP 2133 Mini-Note PCのようなツルピカっぽいものでなく、反射が抑えられているので、蛍光灯の多い室内でも見やすい。

 まだ、Windows XPのセットアップをしている状態で、短時間しか使用していないのだが、仕様から想像していたとおり、ごく普通のPCとして使える印象だ。

 なお、気になるメモリ増設は、自分で本体裏のカバーを外し、1GBのDDR2 SDRAM SO-DIMMを入れることで増設できた。その際、試しに2GBのモジュールも差してみたが、こちらは認識されなかった。チップセット側の制限と思われる。

 その際にBluetooth用とおぼしきソケットも確認できたが、こちらは電波法の問題もあるので、メーカーオプションで用意してほしいところだ。

 以下、写真とキャプションで詳細をお伝えしよう。

意外に小さいパッケージ 箱の側面にあるOEM管理用シールが出自を表わす。バッテリを6セルにして、HDDを大きくして、と夢がふくらむ。そういう風にBTOで売ってくれないものだろうか 幅26cmの本体がきっちり詰まっている
パッケージ内容。マニュアル類は左上の袋に入っている ACアダプタは小振りだが、電源コードは太い ACアダプタのプラグはhpと同じ3ピンのミッキー型
本体正面。ラッチレスなのがわかる 液晶を開いたところ キーボード全景
キーボードサイズは余裕がある 右手側はちょっと詰まった感じ パッドは1ボタンだが、ボタンの左右で押し分ける。Eee PCと同じタイプ
おなじみのIntelとMicrosoftに加え、マウスの買い取り保証シールが貼られている。できれば本体裏にしてほしい 液晶はここまで傾けることができる 左側の●がWebカメラ、右側にマイクがある
本体右側面。左から、USB、カードリーダ、オーディオ(IN/OUT)、D-Sub15ピン、Ethernet 本体左側面。左から、盗難防止ワイヤー口、ACアダプタ、排気口、USBが2つ。ちなみに後ろの面はバッテリなので、インターフェイスはない 本体底面。左右下の丸いところはスピーカー
底面のライセンスシールに注目。「Windows XP Home Edition ULCPC」と書かれている ドライバCDの一覧には、マザーボードと書かれている。PC本体でないところがパーツっぽい 液晶背面のマウスのロゴは、シールではなく立体ロゴがおごられている
本体重量は実測で1,139g ACアダプタと電源コードで343g 電源スイッチはキーボード右上でLED一体型

■■ 注意 ■■

・分解/改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。
・この記事を読んで行なった行為(分解など)によって、生じた損害はPC Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
・内部構造などに関する記述は編集部が使用した個体に関してのものであり、すべての製品について共通であるとは限りません
・筆者およびPC Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

底面のパネルを外した状態 メモリスロット周辺 1GBの標準メモリはオンボードで搭載されているようだ
HDDはWDの80GB。9.5mm厚なら交換できそうだ 中央のスロットがBluetooth用と推測される【お詫びと訂正】Bluetooth用モジュールはこの場所ではなくHDD裏に装着されるようです。お詫びして訂正させていただきます。
ステレオスピーカーは内部ではこんな感じ ファンは大きい。使い込んでいないので、断定はできないが、わりとよく回っている印象だ。音は静かな部類だろう

□マウスコンピューターのホームページ
http://www.mouse-jp.co.jp/
□製品情報
http://www.mouse-jp.co.jp/m-book/luvbooku/0808/u100.html
□関連記事
ネットブック/UMPCリンク集(MSI)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/link/umpc.htm#msi

(2008年8月8日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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