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エムエスアイ、モバイル/ゲーミングノート5モデルを本格展開
~8.9型Wind Notebookは秋に

8月上旬より順次発売



展示の様子

 エムエスアイコンピュータジャパン株式会社は、8月上旬より順次発売予定のノートPC 5モデルについて、プレス向けにプレビューを行なった。

 ラインナップは13.3型モバイルが2モデル、AMD Puma搭載12.1型モバイル、14型ゲーミング、17型ゲーミングの5つ。同社はこれまでベアボーンを中心にノートPCを展開してきたが、これを取りやめ、日本国内で本格的にノートPCを普及する構えだ。九十九電機、ソフマップ、ビックカメラ、サードウェーブなどでの販売を予定する。

 詳細な仕様や発売日、価格については後日正式に公開される。ほか、Wind Notebookの展開についても言及した。

●13.3型モバイル「EX300」&「EX310」

 EX300は12.1型モバイルと同程度の筐体に13.3型ワイド液晶を搭載したモバイルノートPC。Centrino2に準拠する。8月下旬から9月初頭に発売で、価格は17万円台となる予定。

 主な仕様は、CPUにCore 2 Duo P8400(2.4GHz)、メモリ4GB(最大値)、Intel PM45 Expressチップセット、GPUにATI Mobility Radeon HD 3450(256MB)、250GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows Vista Home Premiumを搭載する。液晶は1,280×800ドット(WXGA)対応の13.3型で、光沢タイプ。

 インターフェイスはIEEE 802.11a/g/n(ドラフト)対応無線LAN、HDMI出力、200万画素カメラ、Bluetoothなどを搭載する。筐体カラーはブラックで、天板がレッド。

 EX310はAMDのPumaプラットフォームを搭載したモバイルノートPC。8月下旬から9月初頭に発売で、価格は16万円台となる予定。

 主な仕様は上記モデルと共通だが、CPUにTurion Ultra ZM-80(2.1GHz)、320GB HDD、チップセットにATI RX781+SB700を搭載する。インターフェイスは無線LANがIEEE 802.11b/g対応となっているほかはほぼ共通。

「EX300」と「EX310」の筐体は同一で、天板はビビットなレッド

●12.1型モバイル「PX210」

PX210。説明会で言及はなかったが、チップセットにAMD M780Gを、GPUにRadeon HD 3450を搭載し、Hybrid Graphicsに対応したPX211も発売予定としている

 WXGA表示対応12.1型ワイド液晶を搭載したモバイルノートPC。8月上旬発売予定で、価格は15万円台を予定する。

 主な仕様はCPUにTurion X2 Ultra、4GBメモリ、AMD M780G+SB700チップセット(ビデオ機能内蔵)、250GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows Vista Home Premiumを搭載。

 インターフェイスは、USB 2.0×3、SDカード/MMC/メモリースティック対応スロット、IEEE 802.11b/g対応無線LAN、Gigabit Ethernet、HDMI、ミニD-Sub15ピン、ExpressCard/54スロット、音声入出力などを備える。本体サイズは303×231.5×16.5~29.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.8kg(バッテリを含まず)。


●14型ゲーミングノート「GX400」

 GX400は、GPUにGeForce 9600M GSを搭載したWXGA表示対応14型ノートPC。Centrino2に準拠するほか、ワンボタンでオーバークロックするTurboボタンと、消費電力を低減するECOボタンを搭載する。8月下旬から9月初頭に発売で、価格は16万円台となる予定。

 主な仕様はCPUにCore 2 Duo P8400、4GBメモリ、Intel PM45 Expressチップセット、GPUにGeForce 9600M GS、250GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows Vista Home Premiumを搭載。

 ゲーミングマウスと持ち運びようのキャリーバッグが付属する。

GX400 天板はレッド

●Radeon HD 3850搭載17型ゲーミングノート「GT735」

 GT735はGPUにMobility Radeon HD 3850(512MB)を搭載したゲーミングノートPC。液晶は1,920×1,200ドット(WUXGA)表示対応17型。GX400同様にTurboボタンとECOボタンをタッチセンサーで搭載するほか、4.1チャンネルのサラウンドに対応するスピーカとサブウーファーを搭載する。8月上旬より発売で、価格は21万円台となる予定。

 主な仕様はCPUにTurion X2 Ultra、4GBメモリ、AMD M770+SB700チップセット、250GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows Vista Home Premiumを搭載。

 インターフェイスはUSB 2.0×3、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Gigabit Ethernet、HDMI、ミニD-Sub15ピン、ExpressCard/54対応スロット、eSATA、音声入出力などを備える。本体サイズは395×278×26.5~35mm(同)、重量は3.2kg(同)。

GT735 タッチパネル式のTurboボタンとECOボタン
筐体手前にスピーカーを備える 展示されていたのはブラック一色だったが、発売されるのは赤い縁取りのあるカラーリング

●MSI本社からのゲストも

 説明会には、台湾MSIのNB Division DirectorであるEric Kuo氏が登場。「Wind Notebookは大変大きな注目を受けている。それも実用的なスペックを提供したおかげだ。3年後も今以上の成果を予測している」とコメントした。

 これを受けてNB APAC Sales Dept. NB Channel Sales Section ManagerであるGrant Huang氏は、ラインナップとロードマップを紹介した。

 同氏は13.3型の追加などで12型から17型までラインナップを充実させたことをアピール。GT735を取り上げ、アルミ素材の天板やヘアライン加工など、高級感を高める工夫を施した。またコンシューマ向けにはよりファンシーな色合いなど、デザイン性を高めていることを強調。加えて、GPU搭載モデルの追加などにより、エンターテインメントやビジネス向けにパフォーマンスを強化したという。

 同氏は、「2007年はMSI全体で110万台のノートPCを出荷した。本社ではそれを倍増させるという号令がかかっており、今年は250万台を目指す」と意気込みを語った。

MSIのEric Kuo氏 MSIのGrant Huang氏

●Wind Notebook

 説明会では、エムエスアイの代表取締役 鄭志明氏がネットブックとして好評を博しているWind Notebookに言及。現状は、CPUとチップセットが不足しているものの、近日中に再度出荷を行なう予定。ただし、品不足は秋まで続く見込みという。現行モデルについては、Bluetoothの搭載やレザー天板の採用、カラバリの追加などを検討中。秋には8.9型液晶を搭載したより低価格なモデルも計画中というが、筐体サイズは現行モデルと同一となる。

Wind Notebookのロードマップ エムエスアイの代表取締役 鄭志明氏 Wind Notebookのカラバリ

□エムエスアイコンピュータジャパンのホームページ
http://www.msi-computer.co.jp/
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0604/comp05.htm

(2008年7月25日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]

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