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Intel、同社初のx86 SoCプロセッサ「EP80579」

「EP80579」

7月24日(現地時間) 発表



ダイ写真

 米Intelは24日(現地時間)、同社初となるx86アーキテクチャのSoC(System-on-a-Chip)プロセッサ「EP80579 Integrated Processor」を発表した。

 Pentium Mベースのx86プロセッサと、統合型メモリー・コントローラー・ハブ、通信/組み込み向けI/Oコントローラーによって構成される、同社初の1チップSoC製品。IAアーキテクチャをベースに構築されている。

 いずれも、市場にある既存の製品と比較して優れた性能と省電力性を提供し、複数の機能を統合できるという。また、家電やMID、組み込み機器向けにカスタマイズできるとしている。

 セキュリティやパケット処理アクセラレータ機能の利用や実装を容易にするという、QuickAssistテクノロジー搭載モデルと、非搭載モデルの2種類が用意されるほか、それぞれクロック周波数や消費電力の違いで4モデルが用意される。詳細は下表の通り。なお、L2キャッシュはすべて256KBとなっている。

プロダクトナンバー 駆動周波数 対応DDR2メモリ 動作温度範囲 TDP QuickAssist
NU80579EZ600C 600MHz 400/533/667MHz 摂氏0~70度 11W ×
NU80579EZ600CT 摂氏-40~85度
NU80579EZ004C 1.066GHz 400/533/667/800MHz 摂氏0~70度 18W
NU80579EZ009C 1.2GHz 19W
NU80579EB600C 600MHz 400/533/667MHz 13W
NU80579ED004C 1.066GHz 400/533/667/800MHz 20W
NU80579ED004CT 摂氏-40~85度
NU80579ED009C 1.2GHz 摂氏0~70度 21W

 同社は現在15のプロジェクトを推進しており、家電向けで2008年後半に発表予定の第一世代「Canmore(開発コード、以下同)」、2009年に発表予定の「Sodaville」がある。また、2009年に組み込み機器向けの第二世代製品、および2009年~2010年までには「Lincroft」を搭載するMID向けプラットフォーム「Moorestown」を発表予定としている。いずれもAtomをベースに設計され、性能とエネルギー効率を向上できる。

ブロックダイアグラム

□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20080724comp.htm
□ニュースリリース(和文)
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2008/080725.htm
□製品情報(英文)
http://www.intel.com/design/intarch/ep80579/
□関連記事
【3月10日】【海外】IntelのAtomプロセッサとSoC戦略
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0310/kaigai425.htm

(2008年7月25日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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