日本HP、スリムになった“指で使うPC”「TouchSmart PC IQ500」
7月18日 発売 直販価格:139,860~199,500円 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、液晶を指で触って操作できる液晶一体型PC「TouchSmart PC IQ500」シリーズを7月3日より同社直販サイトで予約開始し、18日より発売する。 2007年9月に発売された製品の後継機。前モデル同様、液晶パネルの隅に光学カメラを内蔵し、指で液晶に触れたり(厳密には近寄るだけでよい)、液晶上で動かしたりするのを検知し、マウス代わりに操作できる。センサーを内蔵させたフィルムなどをパネル上に貼る必要がないので、画面の輝度や鮮やかさが落ちる心配がない。 今回は新たに2本の指での操作に対応。2本の指をあてて画面をなぞると、スクロールしたり、画像の対角線上の角に指をあてて間隔を変えると、拡大/縮小したりできる。ユーザーインターフェイスも前モデルのMedia Centerベースから、独自のものに変更し、反応速度を向上させたほか、音楽のアルバムジャケットを円形に表示して、指でなぞってくるくる回せるなど、若い世代を意識したものになっている。 「TouchSmartソフトウェア」と呼ばれるポータル/ランチャーソフトは、本体上のボタンを押すだけで呼び出せ、ビデオ、メモ、ピクチャ、音楽、カレンダー、RSSリーダ、オリジナルWebブラウザといった機能があり、好みのアプリケーションも登録できる。 当然、通常のWindows PCとして機能するが、Webブラウズや、マルチメディアコンテンツの閲覧や簡単な写真修正などは、すべてこのソフト上の統一されたインターフェイスで利用できる。
本体の形状は、デスクトップ然としたものから、薄型のボード状になり、設置面積が小さくなった。また、液晶下部に手元を照らすLEDライトを内蔵させるなど、インテリアとの調和を意識したものになっている。 上位モデルの「IQ503jp」は、Core 2 Duo T7250(2GHz)、メモリ4GB、HDD 750GB、1,680×1,050ドット(WSXGA+)表示対応22型液晶、DVDスーパーマルチドライブ、GM965 Expressチップセット、GeForce 9300M GS(256MB)、Windows Vista Home Premium(64bit)、Office Personal 2007を搭載し、直販価格は199,500円。 下位モデルの「IQ501jp」は、HDDを320GBに、GPUをチップセット内蔵に変更し、Officeを省略。直販価格は139,860円。 インターフェイスはほぼ共通で、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth、5-in-1カードリーダ、IEEE 1394、USB 2.0×5、Webカメラ、音声入出力などを装備。薄型で本体の下に収納可能なワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウスが付属し、上位モデルはメディアセンターリモコンも同梱される。 本体サイズは約535×188×443mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約11.6kg。なお、本製品には「輝点ゼロ保証」がついており、輝点画素が1つ以上、あるいは黒点画素が6つ以上発生した場合、標準保証を受けられる。
□日本HPのホームページ (2008年7月3日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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