Antec、メディアセンターキット「Multimedia Station」
価格:オープンプライス
Antecは7月2日(日本時間)、秋葉原にあるショールームにてプレス向け説明会を開催し、来日したシニア・バイス・プレジデントのスコット・リチャーズ氏が、メディアセンター製品「Multimedia Station」を発表した。 発売時期は米国では7月下旬だが、日本では未定。価格はすべてオープンプライス。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP/Vista。 Multimedia Stationは、Antec製の赤外線リモコン/受信機、およびSoundGraph製メディアセンターソフト「iMEDIAN HD」をセットにした製品。同氏は「既存のPCを簡単にマルチメディアセンターへ変身させるソリューション」と位置づけている。 付属リモコンおよびレシーバーのタイプの違いによって4モデルが用意される。 最下位の「E-Z」は、コンパクトな標準リモコン「RM-100」と、Webカメラライクな形状のUSB赤外線リモコン受信機をセットにしたもので、店頭予想価格は3,980円前後の見込み。
下位の「Basic」は、リモコン「RM-100」と、3.5インチベイ内蔵型赤外線リモコン受信機をセットにしたもので、店頭予想価格は4,980円前後の見込み。
上位の「Elite」は、多機能リモコン「RM-200」と、VDF/ボリュームノブ搭載の5インチベイ内蔵型ステーションをセットにしたもので、店頭予想価格は11,800円前後の見込み。
最上位の「Premier」は、多機能リモコン「RM-200」と、LCD/ボリュームノブ/コントロールパネル搭載で、5インチベイを2段使用する内蔵型ステーションをセットにしたもので、店頭予想価格は13,800円前後の見込み。 EliteのVDFではメディア情報のほか、設定の変更、時間、天気やイコライザーなどを表示可能。加えてPremierのLCDでは電子メールの着信なども表示できる。
リモコンのRM-100は18個のボタンを搭載し、システムの電源のON/OFF、およびメディアコントロール、4方向ナビゲーションボタンなどを搭載。一方RM-200はこれらに加えて、マウス操作が可能なコントロールパッド、タスクの切り替え、ディスクの取り出しなどの操作が行なえる。
iMEDIAN HDのユーザーインターフェイスは、WindowsのMedia Centerなどと同様に10フィートを想定している。iMEDIAN HDをインストールすると、自動的にPC内にある音楽/映像/写真ファイルをライブラリ化し、それらをリモコンで鑑賞/再生できる。 リチャーズ氏は、「新製品はいずれもメディアセンター機能を実現するための製品を1つのパッケージに収めており、導入するだけで簡単にメディアセンター環境を構築できる。また、価格もリーズナブルに抑えており、より多くのユーザーに利用してもらえるだろう」とアピールした。
□Antecのホームページ(英文) (2008年7月2日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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