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2007年の国内OS市場はマイナス成長、企業向けVistaが伸び悩む

5月29日 発表



 IDC Japan株式会社は29日、国内オペレーティングシステム(OS)市場規模の2007年実績と2012年までの予測を発表した。これによると、2007年度は前年比0.1%減少し、1,985億円となった。

 2007年のクライアント向けOS市場は、前年比1.2%増の1,262億円。2007年はWindows Vistaがリリースされ、高い成長が期待されたものの、PC出荷は前年割れと低調で、特に企業向けのVista出荷が伸び悩んだという。

 サーバー向けOS市場は、前年比2.2%減の723億円。同社は、市場規模縮小の理由として、UNIXとメインフレームは縮小傾向が続き、それに加えてx86サーバーの出荷が不振で、2桁成長を続けていたWindowsが微増にとどまったことを挙げている。Linuxは成長率は下がったものの、2桁成長を達成した。

 同社は、2007~2012年までの年間成長率は3%と予測し、2012年の市場規模は2,305億円になるとみている。サーバー向けOSは2008年以降、x86サーバーが回復傾向に転じ、Windows Server 2008の導入が本格化、また、Linuxが2011年以降にUNIX/メインフレームを抜いて2位になると予測している。

国内オペレーティングシステム市場 クライアント/サーバー別売上額予測、2007年~2012年
出典:IDC Japan, 5/2008
国内サーバーオペレーティングシステム市場 稼働環境別売上額予測、2007年~2012年
出典:IDC Japan, 5/2008

□IDC Japanのホームページ
http://www.idcjapan.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20080529Apr.html
□関連記事
【3月5日】IDC、2007年国内PC出荷台数は1%減の1,414万台
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0305/idc.htm

(2008年5月29日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]

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