キヤノン、インクの耐水/耐候性を高めたビジネス向け複合機
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「PIXUS MX7600」 |
5月下旬 発売
価格:オープンプライス
キヤノンは、インクの耐水/耐候性を高めたビジネス向けインクジェット複合機「PIXUS MX7600」、および解像度9,600×2,400dpi印刷対応のコンパクトインクジェットプリンタ「同iP100」を5月下旬より発売する。価格はともにオープンプライス。対応OSはWindows 2000/XP/Vista、およびMac OS X 10.3.9以降。
●PIXUS MX7600
PIXUS MX7600は、カラーインクジェットプリンタ、FAX、スキャナを一体化したビジネス向け複合機。直販価格は62,980円。
ブラック/フォトブラック/マゼンタ/イエロー/シアン以外に、“クリアインク”と呼ばれる「PGI-2 Clear」を追加したのが特徴。
このクリアインクは、他の5色の顔料インクと化学反応を起こすことで、高速定着と高発色を実現できる。印刷時にあらかじめ塗布ローラにより紙全体に塗布し、紙裏面へのインク滲みを抑え、紙質に左右されない安定した画質で出力が可能という。同社はこれを「PgRテクノロジー」と呼んでいる。
SOHOでの利用を考慮し、普通紙150枚給紙可能な給紙カセットと、40枚給紙可能な給紙トレイを装備。PgRテクノロジーが適用されるのは給紙カセットからの紙のみとなっている。両面印刷にも対応する。
スキャナ部は35枚給紙可能なADFを装備。両面スキャン機能も備え、両面印刷と組み合わせて両面コピーも可能。
プリンタ機能の基本仕様は、解像度が4,800×1,200dpi、対応用紙がA4~A5、レター、はがきなど。スキャナ機能の基本仕様は、センサーがCIS、解像度が4,800×9,600dpi(ソフトウェア補間では19,200×19,200dpi)、出力階調がカラー24bit/モノクロ8bit。対応用紙はA4、レターなど。
対応メモリカードはCF/Microdrive、SDカード(SDHC対応)/MMC/メモリースティック(PRO)。インターフェイスはUSB 2.0、Ethernetを備える。本体サイズは500×535×257mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約16.6kg。
●PIXUS iP100
「PIXUS iP100」 |
PIXUS iP100は、本体サイズが322×185×61.7mm(同)、重量が約2kgのコンパクトインクジェットプリンタ。直販価格は27,980円。
PIXUS iP90の後継機種で、印刷解像度が9,600×2,400dpiに高められた(従来は4,800×1,200dpi)。また、新たに染料フォトブラックインクを搭載し、写真印刷時のコントラスト比を高めるという。
インクは顔料ブラック/染料フォトブラック/マゼンタ/イエロー/シアンの5色。対応用紙がA4~A5、レター、はがき、封筒など。給紙はトレイから行ない、給紙枚数は普通紙で50枚。
インターフェイスはUSB 2.0、IrDA。オプションでBluetoothにも対応する。また、別売りのバッテリ(LK-62)を利用すればACアダプタなしでも印刷できる。
□キヤノンのホームページ
http://canon.jp/
□ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2008-05/pr-pixusmx7600.html
□製品情報
http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/mx7600/
http://cweb.canon.jp/pixus/lineup/ip100/
□関連記事
【2005年2月17日】キヤノン、保存性が向上したモバイルA4プリンタ「PIXUS iP90」(DC)
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/accessories/2005/02/17/986.html
(2008年5月14日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]