5月3日(現地時間)発表

　米Microsoftは3日(現地時間)、かねてより進めていた米Yahoo!の買収を断念したことを発表した。

　この発表文の中でMicrosoft CEOのスティーブ・バルマー氏は次のように述べている。「我々は、この買収提案が、当社、Yahoo!そして市場全体にとって意義のあるものだったと今でも信じている。Yahoo!買収における我々の目標は、市場により良い選択と改革を提供し、両社の株主と社員に真の価値を創造するというものだ」

　「買収額を50億ドル上乗せすると言った努力に関わらず、Yahoo!は前向きな姿勢を示さなかった。慎重な考慮の結果、Yahoo!が要求した(さらに50億ドルという)金額は我々には納得できないものであり、我々の株主や社員の利益を考慮し、この提案を断念することにした」

　また、Microsoftプラットフォーム・サービス部門担当社長のケビン・ジョンソン氏は「我々は、新しいツールとWeb体験を多大な投資をしており、我々自身の検索性能や広告主の満足度を劇的に改善してきた。今後も我々は、組織的な成長とパートナーシップを通じて、我々の規模を拡大していく」と述べている。

□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2008/may08/05-03letter.mspx
□関連記事
【2月1日】マイクロソフトがYahoo!に買収提案、総額446億ドル (INTERNET)
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/02/01/18325.html

(2008年5月4日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]