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ネットジャパン、指定したファイルのみをデフラグできる
「PerfectDisk 2008」

PerfectDisk 2008

4月30日より順次発売

価格:4,725~22,050円



 株式会社ネットジャパンは、米Raxco Softwareが開発したデフラグメンテーション(デフラグ)ソフト「PowerX PerfectDisk 2008 Pro」を4月30日より順次発売する。対応OSはWindows 2000/XP/Vista。

 パッケージ版の発売は5月22日で、ダウンロード版の発売は4月30日。価格はシングルライセンスがそれぞれ6,195円と4,725円、2ライセンスが9,870円と7,560円、5ライセンスが22,050円と16,800円。

 新機能として、指定したファイルのみをデフラグできる機能を搭載。断片化率の高いファイルのみをデフラグすることにより最適化時間を短縮できるようになった。また、ドライブの断片化情報を円グラフで表示する「断片化メーター」、アイドル時にデフラグを自動実行する「StealthPatrol」、ファイルやフォルダの使用領域を円グラフで表示する「スペースエクスプローラ」などを搭載した。

 さらに、最適化エンジン「SMARTPlacement」の処理速度を高速化させ、メモリ使用量を15~20%削減した。重複しているテキスト/画像/ビデオ/音楽などのファイルを自動的に検出し、削除して空き領域を増やす機能も加わった。64bitもネイティブでサポートされ、64bit OSでの実行パフォーマンスが向上したという。

PerfectDisk 2008のデフラグ画面 ファイルの重複を検出する機能を搭載。ごみ箱やテンポラリファイルフォルダもクリアできる ファイルごとのHDD使用容量を円グラフで表示する「スペースエクスプローラ」

●PerfectDiskにより生産性が向上

 23日に都内で開かれた製品発表会では、Raxco SoftwareのRobert Nolan CEOが出席し、PerfectDisk 2008の特徴などについて説明した。

 同氏はまず、ファイルの断片化がもたらずデメリットを説明。システムパフォーマンスが低下することで、ユーザーの生産性が低下するだけでなく、ユーザーはこのパフォーマンスを改善するために、メモリなどのハードウェアを新規購入することになり、システム全体のコスト増に繋がると指摘した。

 しかし同氏は、「HDDはPCの中で最も遅いデバイスであり、メモリを増設したとしても、HDD自体パフォーマンスが向上しない限り根本的な性能向上は見込めない」とする。デフラグを実行することで、ディスクのパフォーマンスを最適化でき、根本的なボトルネックを解消できると述べた。

Raxco SoftwareのRobert Nolan CEO ファイルの断片化はパフォーマンスを低下させ、生産性も低下する Vistaのデフラグツールでは不十分な部分

 一方、Vista標準でもデフラグツールが付属しているが、デフラグが不完全であり、空き領域を統合しない、ファイルを不規則に配置してしまう、OSの起動時間を短縮できない、レポートなどが取得できないなどの問題を抱えているという。そこで、デフラグにPerfectDiskを利用することで、これらの問題を解消できるとした。

 同社のテストによれば、デフラグ実行前で4,033個あった断片化ファイルを、Vistaのデフラグツールを実行したとしても、断片化ファイルは依然として293個あり、断片化数も404個あったという。一方、同一条件でPerfectDiskを実行すると、断片化ファイルと断片化数がそれぞれ1個へ減り、大幅に改善されたという。

ファイル分布分析。上から断片化状態、Vistaデフラグツールで実行後状態、PerfectDisk実行後状態 Vistaのデフラグツール実行後でも断片化しているファイルは多数ある PerfectDiskでは断片化を大幅に解消できる

 連続空き領域に関しても、デフラグ実行前で0.445MBだったものが、Vistaのデフラグツール実行後で0.693MBとあまり改善されず、新たにファイルを置いた場合これも断片化してしまう問題がある。それに対し、PerfectDiskでは64.630MBの連続空き領域の確保を達成したという。

 また、OSの起動時間に関しても、デフラグ前で63.960秒だったものが、Vistaのデフラグツール実行後で63.958秒と誤差程度だったのに対し、PerfectDisk実行後では45.069秒と大幅に短縮されたとアピールした。

デフラグ実行後の連続空き領域比較 デフラグ実行後に20MBのファイルを置いた場合、Vistaのデフラグツールでデフラグしたディスクではさらに断片化してしまう デフラグ後のOSの起動時間の比較

 レポート機能や管理機能に関しても、ローカルで実行結果のログを参照できるだけでなく、PerfectDisk 2008コマンドセンターを利用することで集中管理でき、企業での導入に最適とした。

導入事例でコスト削減を算出した場合

 PerfectDiskの利用ユーザーに関しては、個人ユーザーのみならず、中小企業や大企業などでも導入実績があることを紹介。デフラグでシステムパフォーマンスが向上することにより、生産性が向上し、経費削減にも寄与している事例などを紹介した。

□ネットジャパンのホームページ
http://www.netjapan.co.jp/nj/
□ニュースリリース
http://www.netjapan.co.jp/nj/press/news_release/power_x/xpd9.php

(2008年4月24日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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