「PX-B300」

5月9日より順次発売

価格：49,800円～79,800円

「PX-B500」

　エプソンは、印刷速度が最高37ppmのビジネス向けカラーインクジェットプリンタ「PX-B300」、「PX-B500」を5月15日に発売する。価格は前者が49,800円、後者が79,800円。対応OSはWindows 2000/XP/Vista。

　従来機から圧力室の容量を拡大し、吐出能力を50%向上させた。ノズルは各色360個で、それぞれ2列に配列し、駆動周波数を高めることにより高速化を実現。印刷速度はオリジナルチャートでモノクロ/カラーともに37ppmを達成。J1モノクロチャートでは20ppm、J6カラーチャートでも14ppmの高速印刷を実現した。

　また、インク滴にマイナス電荷を付加し、クリーニングボックスの電荷センサーで検知することでノズル詰まりを検出できる。また、従来ヘッドをクリーニングするワイパー自体に汚れが溜まり、クリーニングを十分に行なえない場合があったが、新たにワイパーの汚れを落とすワイパークリーナーを装備し、ノズル詰まりを軽減させた。

　インクは各色独立しており、本体前面のユニットから交換可能。インク回収ボックス(メンテナンスボックス)も消耗品として用意しており、ユーザー側で交換可能にするなど、メンテナンス性を向上させた。

　また、PX-B500では約8,000ページ印刷可能なブラック大容量インクカートリッジと約7,000ページ印刷可能なシアン/マゼンダ/イエロー大容量インクカートリッジに対応し、カラー印刷時のランニングコストを約4.8円に抑えられる。また、両面印刷ユニットとEthernetを標準装備する。PX-B300は大容量インクカートリッジとネットワークには非対応で、両面印刷ユニットはオプションとなる。

　そのほかの仕様は共通で、印刷解像度が5,760×1,440dpi、給紙容量が650枚(トレイ150枚+カセット500枚)、対応用紙がA4～はがき、耐久性が10万枚。インターフェイスはUSB 2.0。

　本体サイズおよび重量は、PX-B300が480×625×372mm(幅×奥行き×高さ)/9.9kg、PX-B500が480×656×372mm(同)/約10.7kg。

●28ppmのモノクロレーザープリンタ

　また、モノクロレーザープリンタ「LP-S300」、「LP-S300N」も5月9日に発売する。価格はLP-S300が59,800円、LP-S300Nが79,800円。対応OSはWindows 2000/XP/Vista/Server 2003、Mac OS X 10.2.8以降。

　印刷速度が28ppmの高速モノクロレーザー。両面印刷ユニットを標準装備。インターフェイスはいずれもUSB 2.0を装備するほか、LP-S300NはEthernet、LP-S300はパラレルポートを装備する。

　主な仕様は、解像度が1,200×1,200dpi(2,400dpi相当で出力可能)、給紙枚数が300枚(トレイ50枚+カセット250枚)。対応用紙がA4～はがき、耐久性が20万枚。

　本体サイズ共通で378×390×255mm(同)、重量は約11.5kg。

「LP-S300」	「LP-S300N」

□エプソンのホームページ
http://www.epson.jp/
□ニュースリリース
http://www.epson.jp/osirase/2008/080423_3.htm
http://www.epson.jp/osirase/2008/080423_2.htm
□製品情報
http://www.epson.jp/products/offirio/printer/pxb300/
http://www.epson.jp/products/offirio/printer/pxb500/
http://www.epson.jp/products/offirio/printer/lps300/

(2008年4月23日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]