ネットジャパン、4台のHDDを内蔵できるストレージロボ「Drobo」
|
Drobo |
4月14日 発売
価格:77,700~114,450円
株式会社ネットジャパンは、ディスクアレイ機構を備えたUSB外付けHDD「Drobo (ディーロボ)」、およびDroboをNAS化するアダプタ「DroboShare (ディーロボ・シェア)」とのセット品を4月14日より発売する。価格は前者が77,700円、後者が114,450円。
SATA HDDを4台内蔵可能 |
DroboはSATA 3Gbps対応HDDを4台まで内蔵可能な外付けHDD。RAIDのような冗長性を備えるが、アレイの構成やエラー修復などを自動的に行なうほか、ホットスワップや、容量の異なるHDDの組み合わせにも対応するなど、ユーザーの利便性を向上するインテリジェントな機能を搭載し、同社では“ストレージロボット”と形容している。
2台以上のHDDを装着すると、自動的に冗長性を確保。冗長性にはサーバーなどで用いられる独自のディスクアレイ技術を採用。どの物理ドライブをどの論理ドライブに割り当てるかを動的に変更したり、空き領域は含まずデータのみに物理ドライブ領域を割り当てる、論理ドライブ上のデータを自由に物理ドライブにマッピングといったことをOSに負荷をかけず本体で処理できる。
初期設定で、Droboは物理ドライブの空き容量とは関係なく、2TiB(ティビバイト=1,024×1,024×1,024×1,024×2バイト)のドライブとしてOSから認識される。Droboではデータのみに物理ドライブ領域を割り当てるので、ユーザーはアレイ構成を気にすることなく、容量の異なるHDDに交換したり、HDDを増設できる。
実際に利用できる容量は、アレイの内、最も容量の大きいHDDを除外した容量となり、搭載するHDDの容量が2TiBを超える場合は、2TiBの論理ドライブが複数作成される。ただし、GUIDパーティションに対応するMac OS X、Windows Vista/Server 2003利用時は、最大16TiBでの初期化が可能となっている。
使用容量については、OSからは実際に使用している容量が表示され、付属のユーティリティでは使用率が確認できる。また、筐体前面の青いLED 1つが10%(±5%)のデータ使用率を示すようになっているほか、使用率が85%を超えると、容量の一番小さいHDDのステータスLEDが橙色になり、95%になると赤色になるとともに、書き込み速度が低下し、HDDの交換/増設を促す。
堅牢製の面では、ファイルシステムと独立して稼働するジャーナリング機能を搭載するほか、本体にバッテリを内蔵するため、不意の停電時でもデータを損失する可能性がきわめて低い。
対応OSはWindows 2000/XP/Vista/Server 2003、Mac OS X 10.4以降、EXT3を利用しているLinuxで、対応ファイルシステムはNTFS/HFS+/EXT3/FAT32。Mac環境ではTime Machineに対応する。
本体サイズは152.4×271.7×160mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.722kg(HDD除く)。ファンを内蔵するが、騒音はほとんど聞こえないレベルとしている。
DroboShareは、Droboに接続することでDroboをNASにできるネットワークアダプタ。2台までのDroboを接続できる。ネットワークインターフェイスはGigabit Ethernet。本体サイズは152.4×271.8×44.5mm(同)、重量は1.02kg。
Droboの下にDroboShareを置いた状態 | それぞれの背面 |
□ネットジャパンのホームページ
http://www.netjapan.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.netjapan.co.jp/nj/press/news_release/others/drobo.php
□製品情報
http://www.netjapan.co.jp/r/other/hardware/drobo/
(2008年4月8日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]