マウスコンピューター、iiyamaを完全吸収合併3月31日 発表 株式会社MCJは3月31日、同社の子会社である株式会社iiyamaを、株式会社マウスコンピューターに吸収合併させると決定した。 2005年12月に、株式会社イーヤマは民事再生法の適用を受け、MCJがディスプレイ事業の再生に着手した。商号をiiyamaに変更し、その後事業再生1年目で黒字に転換、2年目となる現時点においても採算性を確保している。 しかし、国内におけるディスプレイ市場は縮小傾向にあり、MCJは隣接業態であるPC製造販売事業と、液晶ディスプレイ製造販売事業を統合させ、それぞれが有する購買、開発、製造、および販売機能を、合併によって集結させることが最良であると判断した。 合併は、マウスコンピューターを既存会社とする吸収合併方式で、iiyamaは解散する。合併後はマウスコンピューター製PCにiiyamaブランドの液晶ディスプレイをバンドルする販売を強化するほか、iiyamaの飯山事業所(長野県飯山市)をマウスコンピューターのPC製造/修理の拠点として活用し、外部支払コストを抑制することで資産効率を高め、事業競争力を高める。 また、これまでiiyamaが手がけていた大型/小型ディスプレイ、タッチパネルディスプレイなどの産業用製品の販売については、東京特殊電線株式会社(医療画像表示用ディスプレイやタッチパネルディスプレイ事業を手がける)へ譲渡する。さらに、iiyamaの海外販売事業を手がけていた100%子会社であるiiyama Benelux B.V.はiiyamaから事業管理を切り離し、株式をMCJに移管する。 □MCJのホームページ (2008年3月31日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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