マイクロソフト、Windows Vista SP1を一般公開3月19日 公開 マイクロソフトは19日、Windows VistaのService Pack 1(SP1)をダウンロードセンターに公開した。 SP1は、Windows Vista発売以降に公開されたバグフィックスやアップデートを集積したもので、信頼性や性能を向上させるとともに、いくつかの新機能を追加している。ダウンロードセンターに公開されているSP1全体のファイルサイズは500MB前後あるが、Windows Updateでは、ネットワークの混雑を避けるため、実際に変更されたバイトのみをダウンロードする仕組みが採られており、多くのユーザーがダウンロードするのは65MB程度で済むという。 なお、いくつかのデバイスドライバは、インストール方法が適切でないため、SP1と干渉することが判明している。このため、それらのドライバがインストールされていると判断された場合、Windows UpdateにSP1は表示されない。 4月中旬以降は、更新プログラムを自動的にダウンロードする設定にしてる場合、それらのPCにもSP1がダウンロードされるが、適用は保留される。SP1向けの新しいドライバがインストールされたことが検出されると、SP1の適用が始まる。ただし、ダウンロードセンターからダウンロードした場合は、ユーザーが任意にインストールできる。 主立った新機能/拡張機能は、64bitバージョンでのUEFI対応、DirectX 10.1対応、SD Advanced DMA対応、Blu-ray Disc/HD DVDドライブのアイコン追加、MPEG-2デコーダの強化によるハードウェア再生支援など。また、4GBのメインメモリを搭載したシステムで、これまではOSが利用可能な3.2GB程度だけが表示されていたが、対応BIOS搭載PCでは搭載容量である4GBが表示されるようになる。 性能の向上については、ファイルのローカルコピー速度が25%、Vista以外のPCからVista SP1適用PCにファイルをコピーする速度が45%、SP1適用PC同士でネットワーク経由でファイルをコピーする速度が50%高速化。サイズの大きな画像を読み込み時間も約50%短縮される。 ただし、改善点のいくつかについては、すでにWindows UpdateでSP1以前に配布されているため、かならずしも改善するとは限らない。 □マイクロソフトのホームページ (2008年3月19日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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