Microsoft、次期Webブラウザ「IE8」の英語ベータ版を公開
3月5日(現地時間) 公開 米Microsoftは5日(現地時間)、ラスベガスで開催中のWeb開発者向けイベント「MIX08」において、次期Webブラウザである「Internet Explorer 8」(以下IE8)の英語ベータ版である「beta 1」を公開した。対応OSはWindows XP/Server 2003/同x64/Vista/同x64。ファイルサイズは11MB~28.9MB(対応OSで異なる)。 IE8では、HTMLパーサーやCSSルールプロセッシングなどのサブシステムの性能を向上させたほか、新たにCSS(Cascading Style Sheet) 2.1をサポートするのが主な特徴となっている。 また、Webページ上のキーワードを選択すると、自動的に関連するページをポップアップウィンドウで表示する「Activities」機能や、RSSフィードの一部を切り出してFavorites(お気に入り)に保存し、アクセスを容易にする「WebSlices」機能などを追加している。 IE8のページのActivities紹介ビデオでは、Webページ上の住所を選択すると、その上に小さいアイコンが現われ、それをクリックすることでActivitiesの一覧を表示。メニューの中で「Map with Windows Live」にフォーカスすると、ポップアップで選択された住所の地図を表示する様子をデモしている。 一方WebSlicesの紹介ビデオでは、eBayのオークションの商品情報を切り出してFavoritesに保存。Favoritesからその項目を選択すると、現在の価格がポップアップで表示される様子などが紹介されている。
今回のbeta 1は主にWeb開発者向けに公開されるもの。このためレンダリングモードはIE5互換、IE7互換、IE8標準の3種類に切り替えられる。また、開発者向けのデバッガも装備されている。 MIX08ではこのほか、クロスプラットフォームのWebブラウザプラグイン「Silverlight 2 beta」や、開発環境「Expression Studio 2 beta」の公開も明らかにした。 □Microsoftのホームページ(英文) (2008年3月6日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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