IT関連の世界最大の展示会CeBIT 2008開幕
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ハノーバーメッセの入り口 |
会期: 3月4日~9日(現地時間)
会場: 独ハノーバー市ハノーバーメッセ(Hannover Messe)
IT関連の展示会である「CeBIT 2008」が、ドイツ・ハノーバー市で現地時間の3月4日より開幕した。会場であるハノーバーメッセには、一般的な展示会会場の大きさの建物が30近くあり、CeBITは世界最大規模のIT展示会として知られている。しかし、昨今では携帯電話関連の展示がCeBITのひと月前に行なわれる「The Mobile World Congress(旧3GSM World Congress)」へと舞台を移したり、主催者がイベントの方針をよりビジネストレードを主体にしたものへ転換させつつあるなど、規模が縮小しつつある。
それを象徴するかのように、今年の会場地図を見ると、これまで日本の大手などが集中して展示を行なっていた、場内最大の建物であるホール1での展示が大幅に削られており、今後の展開に若干の不安が残る。
とはいえ、例年新チップセット搭載マザーボードなどを一斉に展示する台湾勢は、今回もIntel/AMD/NVIDIAの新チップ搭載製品を一堂に展示すると言われている。また、Intel自身もMID(Mobile Internet Device)向けCPU「Atom」をCeBITのタイミングにあわせて発表したことから、関連展示に期待がかかる。AMDについても、いくつかの新製品を発表することが確実視されている。
PC Watchでは会場展示やカンファレンスの模様を随時お届けする。
各メーカーのカンファレンスが行なわれるConvention Center | 会場全体図。他のイベントに比べると、建物の数や敷地面積は圧倒的に広いが、1ホールの展示面積が削減されるなど、CeBITとしては縮小傾向にある |
ドイツは例年より暖冬で、今のところ天候には恵まれている | 2009年もほぼ同じ日程で開催が予定されている |
□CeBITのホームページ(英文)
http://www.cebit.de/
□CeBIT 2007レポートリンク集
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/link/cebit.htm
(2008年3月4日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]