2月12日　発表

　富士通株式会社は、LSI事業を会社分割により分社し、「富士通マイクロエレクトロニクス株式会社」を2008年3月21日に設立することを正式に決定した。代表取締役社長は小野敏彦氏が就任する。

　富士通は1月21日の取締役会で、2008年3月を目処にLSI事業部門を分社する方針を決定していたが、2月12日開催の取締役会でこれを正式に決定した。

　分社によりLSI事業を最適化し、企業価値向上に努めるという。これまでの事業の柱だったASICとCOT事業に加え、アジア市場を中心に成長が著しいASSP、マイコン、アナログなどの汎用品事業を強化するとしている。

　設立に当たっては、富士通エレクトロニクスなどのLSI事業に関連する子会社/関係会社は富士通マイクロエレクトロニクスの子会社/関係会社とする。また、電子部品事業の新光電気工業、富士通コンポーネント、富士通メディアデバイスは引き続き富士通の子会社とする。

□富士通のホームページ
http://jp.fujitsu.com/
□ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2008/02/12.html
□関連記事
【1月22日】富士通、LSI事業部門を分社化
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0122/fujitsu.htm

(2008年2月12日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]