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ワコム、プロ仕様の12.1型ワイド液晶ペンタブレット
「Cintiq 12WX」
~WXGA表示対応で1.8kgの軽さに

Cintiq 12WX

11月16日 発売

価格:オープンプライス



 株式会社ワコムは、クリエイティブワーカー向けの液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズに12.1型ワイドモデル「Cintiq 12WX」を追加し、11月16日より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は139,800円。

WXGA表示対応の12.1型ワイド液晶

 ワコムはこれまで15型や17型、21型などの液晶ペンタブレットを展開してきたが、その大きさや重量のため、より小型な製品への要望があったという。それに応えて、小型で軽量な12.1型のモデルを投入する。

 主なターゲットは、イラストレーションや写真、アニメ、漫画など、デジタルコンテンツの制作を行なう層。液晶ペンタブレットの旧モデルからの乗り換えや、プロ向けペンタブレット「Intuos3」ユーザーの乗り換えなどを想定しているという。

 Cintiq 12WXは、Intuos3のペンタブレット機能を継承し、1,280×800ドット(WXGA)表示に対応する12.1型ワイド液晶を搭載した製品。PCとの接続の中継器となる「コンバーターボックス」を分離して、薄さ17mm、重量1.8kgの軽量筐体とし、使い勝手を向上させた。なお、タブレット部分はIntuos3とほぼ共通なため、Intuos3用の各種オプションを利用可能。

 また、ファンクションキー×5と画面の拡大縮小を行なうトラックパッドを、タブレットの左右に配置。うち1つには「マッピング画面切替機能」を割り当てている。これは液晶タブレットとしての動作から、メイン画面を操作するタブレットへと機能を切り替えるもので、マルチディスプレイ環境での操作性を向上させるという。

 背面には本体に収納可能なスタンドを装備し、25度と平置きでの利用に対応する。背面中央には突起を設け、それを軸にタブレットを回転させることができる。

5つのファンクションキーとトラックパッドを左右に備える 付属のペンとペン置き。Intuos3用のペンにも対応する PCと液晶タブレットを中継する「コンバーターボックス」
平置きと25度でペン入力が可能 背面中央の突起を軸にタブレットを回転できる

 PCとの接続インターフェイスは、PCとコンバータボックス間がUSBとDVI-I、コンバーターボックスと液晶タブレット間がMDRコネクタ。電源はACアダプタで、コンバータボックスに接続する。

 液晶タブレットの仕様は、解像度が1,280×800ドット、表示サイズが261.1×163.2mm(幅×奥行き)、最大表示色数が1,677万色、輝度が180cd/平方m、コントラスト比が600:1、視野角が上下/左右ともに170度、分解能は0.005mm、読み取り精度は±0.5mm、読み取り可能高さは5mm、読み取り速度は最高133point/sec、1,204段階の筆圧レベルと±60度の傾きに対応する。

 液晶タブレットのサイズは405.2×269.7×17mm(幅×奥行き×高さ)。対応OSはWindows 2000/XP/Vista(x64 Edition)、Mac OS X 10.3.9以降。

□ワコムのホームページ
http://tablet.wacom.co.jp/
□ニュースリリース
http://tablet.wacom.co.jp/what/detail/detail_press.html?nno=476
□関連記事
【2005年2月8日】ワコム、21.3型UXGA液晶搭載の液晶タブレット
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0208/wacom.htm

(2007年10月25日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]

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