エプソン、タッチパネル一体型の広視野角液晶10月22日 発表
エプソンイメージングデバイス株式会社は22日、広視野角技術「Photo Fine Vistarich」を組み込み、液晶パネルとカバー、タッチパネルを一体化する液晶ディスプレイ技術を開発したと発表した。 カーナビなどの車載向けや、デジタルカメラ、高性能な携帯電話向けの液晶ディスプレイ。特徴として、パネルと一体化した光学設計による高い視認性や、最狭1.5mmの狭額縁、薄型化、広視野角などがある。 これまでのタッチパネル搭載のモジュール構造では、大画面化や狭額縁化、外光下での視認性、インプット機能と薄さの両立といった課題があった。これらに対応するため、同社は空気層無しでカバーやタッチパネルを貼り合わせることで、輝度とコントラストの低下を防いだ一体型液晶ディスプレイを開発。 また、薄型化についてはタッチパネルとカバーの構造変更で、狭額縁についてはメタル材料と配線の最適化により、タッチパネルなしの液晶と同等の額縁幅を実現したという。 今回開発した液晶は、3.1型液晶と7型液晶の2モデル。3.1型は、解像度480×800ドット、低温ポリシリコンTFTタイプで、視野角は上下/左右ともに160度、静電容量式もしくは抵抗被膜式のタッチパネル機能を搭載する。7型は、解像度800×480ドット、アモルファスシリコンTFTタイプで、そのほかの仕様はほぼ共通。 □エプソンイメージングデバイスのホームページ (2007年10月22日) [Reported by matuyama@impress.co.jp]
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