「PIXUS iP4500」

10月上旬　発売

価格：オープンプライス

　キヤノンは、L判フチなしを約18秒で印刷できるA4インクジェットプリンタ「PIXUS iP4500」を10月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は18,000円前後の見込み。

　1/2/5plの3サイズのインクを吐出できる「3サイズドロップレット技術」、および後端領域で使用するノズル数を増加する「Wエンコーダーシステム」を採用することにより、印刷速度を高速化した。従来機種ではL判フチなし印刷で約32秒だったが、新機種では18秒で印刷可能。

　また、Exif情報、シーン分類結果、画像の状態判別結果から自動的に画像に適した補正を行なう「自動写真補正」を搭載したソフトウェア「Easy-PhotoPrint EX」を搭載し、風景と人物などを綺麗に印刷可能としている。

　主な仕様は、インクがC/M/Y/Bkの4色染料+Bk顔料、解像度が9,600×2,400dpi、対応用紙がA5～A4、レター、リーガル、封筒、はがきなど。給紙枚数は普通紙で給紙カセット/後トレイともに各150枚。

　インターフェイスはUSB 2.0。本体サイズは445×303×160mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.9kg。

●実売13,000円の「iP3500」

「iP3500」

　「iP3500」は、印刷解像度が4,800×1,200dpiのエントリー向けインクジェット。発売時期は10月上旬で、価格はオープンプライス、店頭予想価格は13,000円前後の見込み。iP4500と同様、「自動写真補正」を搭載した「Easy-PhotoPrint EX」を搭載する。

　主な仕様は、インクがC/M/Yの3色染料+Bk顔料、解像度が4,800×1,200dpi、対応用紙がA5～A4、レター、リーガル、封筒、はがきなど。給紙枚数は普通紙で後トレイが150枚/前トレイが100枚。

　インターフェイスはUSB 2.0。本体サイズは436×302×145mm(同)、重量は約4.9kg。

●2L対応の写真専用コンパクト「mini360」

「mini360」

　「mini360」は、2Lサイズの写真印刷に対応したコンパクトフォトプリンタ。発売日は10月上旬で、価格はオープンプライス、店頭予想価格は20,000円前後の見込み。

　主にメモリカードやデジタルカメラから直接画像を取り込み、本体のみで印刷を行なうことを前提にしたフォトプリンタ。携帯電話や赤外線からの印刷に対応し、オプションでBluetoothもサポート。また、「自動写真補正」機能を搭載する。

　主な仕様は、インクがC/M/Y/Bkの4色染料、解像度が9,600×2,400dpi、対応用紙が2L、L判、ワイド、KG、名刺、はがきなど。給紙枚数は純正写真用紙Lで20枚。

　対応メモリカードはCF/Microdrive/メモリースティック(PRO)/SDカード(SDHC対応)/MMCなど。2.5型TFT液晶を搭載。インターフェイスはUSB 2.0を備える。

　本体サイズは258×225×81mm(同)、重量は約2.5kg。

●写真用紙も一新

「GL-101」 (写真はA4 20枚入り)

　新製品の発売にあわせて、写真用紙も新たに開発し、「写真用紙・光沢ゴールド GL-101」を発表した。価格はすべてオープンプライス。発売は10月上旬より順次開始する。

　新用紙はバックコート/レジンコート/中紙/レジンコート/吸収/発色層の6層構造を採用。発色性と吸収性を両立させ、引き締まった黒と豊かなカラー表現が可能としており、従来の「SP-101」と比較して黒濃度が5%向上したという。

　サイズはL判からA3ノビまでをラインナップ。直販価格は一例として、A4の20枚入りが950円となっている。

□キヤノンのホームページ
http://canon.jp/
□ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2007-09/pr-pixus.html

(2007年9月26日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]